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サンフランシスコ警察の初任給は1600万円

サンフランシスコ市警の初任給が1600万円まで上昇しています。ただ、これは全米でも異常に高く、NY市警のほぼ倍ですし、大統領警護隊(シークレットサービス)をも上回っています。サンフランシスコは物価が高く年収1600万円でも生活は楽ではありませんが、2023年には応募者が増加し、現在警察学校には23人の訓練生がいます。ただ、ここ数年で数百人の退職があった穴埋めにはまだ時間を要するようで、足元の警察の人員は2020年を13%下回っています。

米国の凄い所は、公務員であっても、人手不足とあらば、こうした思い切った給与政策が取られるところです。足元の景気減速で、サンフランシスコの治安は悪化していますので、市としても何とか警察を増員したいという強い意志が現れています。選挙が有効にワークしていれば、治安の悪化を止めなければ市長は次の選挙で勝てませんので、必死で警察増員に取り組んでいるのでしょう。
日本も恒常的な人手不足ですので、給与の変動を自由にする施策を取れば、賃金上昇を起こしやすくなるものと考えています。

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