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小さな美術館のような隠れ家風の蔵カフェでお昼を嗜む|大船渡市:カフェ ガレリア おはす

蔵に馴染みのある人は、現代においては少ないかもしれない。物置というと大体はプレハブの四角い建物を思い浮かべるだろうし、昨今だとトランクルームをレンタルして使っている人々も少なくない。

物置として使われる家とそう変わらない建造物など、それこそフィクションの中だけの話だと思うかもしれないし、何より贅沢すぎて心理的にも遠い存在になっていて、イメージさえできないかもしれない。

大船渡市にある「カフェ ガレリア おはす」は、そんな現代では少し遠い存在になってしまった蔵を改修して造られたカフェである。東日本大震災の年にオープンし、開店から10年以上もの月日が経過している。

もしかすると、大船渡市に住んでいる人々でさえ、その存在を知らない可能性がある。「10年以上も営業しているのに、地元の人々が知らないなんてあり得るだろうか」そう思うかもしれない。それには少しだけ理由がある。

理由といっても、曰くのある土地に建っているとか凄く険しい山の中に建っているとか、そんな込み入った話ではない。地図を見てもらえるとすぐに分かってくると思う。なんと住宅地の中にあるのである。

カフェ ガレリア おはすの入り口

この写真だけだと分かりにくいかもしれないが、地図と合わせてイメージしてもらえると、見つけるのが難しいことに気付いてもらえると思う。何せ、ガードレールとガードレールの間に門があり、そこを除くと”OPEN”の文字が見える。お店の入り口はその先だ。

カフェ ガレリア おはす
住所:〒022-0002 岩手県大船渡市大船渡町富沢36-1
電話:0192-26-4370
営業:毎週日曜日、月曜日、火曜日、水曜日の11時〜16時
※冬季は日曜日休業の可能性あり
お支払いは現金のみとなります。

カフェ ガレリア おはす

営業も毎日行っているわけではない。つまり、ガードレールとガードレールの間にある門が閉じている時間が多く、まさかカフェがあるとは思い難いのである。まさに知る人ぞ知る隠れ家的なお店と言える。今回は、そんな「カフェ ガレリア おはす」について少しだけ紹介しようと思う。

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芸術がつまった隠れ家のような蔵カフェ

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