見出し画像

超訳 Life Shift 100年時代の人生戦略を読んだら、自分向けだけではなく息子のためにもなることに気がついた話

Be Yourselfプロジェクトの一環として、大きな時代の流れについて勉強をするという課題があり、その中で「Life Shift」があったので、時間のこともあり「超訳」バージョンを読んだ。

実はこの本は、部下の50代の男性との面談でも何度か話にでていて、なんとなく100年の人生になってきているから、働き方を変えなくてはいけない。というモノであろうと推測していたが、なかなか読む機会がなかった。今回時代の流れを知ると言う意味で、読み始めたが、これは、私自身だけではなく、息子の将来を考えると言う意味で、とても参考になりました。

概要になりますが、前提として、人間の寿命が長くなっている。そして、これまでの人の人生の過ごし方(大学卒業して就職→65歳で引退→生涯を終える)に固執していると上手く立ち行かなくなる。

これまでの統計からすると、1977年以降の50%以上の人が、100歳以上に生きる可能性とても高い。例えば、65歳で定年で考えると勤労期間が44年間(21歳で就職した場合)、引退期間が35年以上となるのである。この場合、勤労期間と同等に近い期間を引退後も過ごすことになるが、引退後収入がないと仮定する。1998年生まれの場合、勤労期間の25%を毎年、老後用の貯蓄とする必要がある。一方、この実情を考えると、実現性は難しい。(最終所得の50%を生活資金とする想定)

これは、これまでの3ステージ(教育→仕事→引退)というかたちからの脱却が必要であるというメッセージである。言い換えると、長く生産的な人生を歩むためには「無形資産:①生産性資産②活力資産③変身資産」について考えること「マルチステージ化」についても考える必要があることが分かり、具体的な内容を知ることができた。

特にこれまで重要視されていなかった「無形資産」を、息子を育てる母親として「無形資産」という存在を意識して、息子に伝えることがとても大事であると感じました。

無形資産のひとつめである生産性資産は、スキルと知識をつけることですがが、これまでの、早期にまとめる必要はない。(高校の後に大学や大学院までいってからの就職)という認識を前提で、息子と考えていく習慣をつけた方がよいなぁと感じました。確か、メキシコ留学時に一緒だったヨーロッパのメンバーやカナダでは、これに近いシステムだった気もします。海外の大学も、年齢も日本ほど若い人だけではなかったので、海外のほうが、このライフシフトの状況が受け入れられやすいような気がしました。

今後、私も学ぶ機会を作る際に、息子と一緒に留学するということがあるかもしれないと考えると、なんか楽しそうだ。そして、人脈や評判も大事であることも、息子が人間関係をうまく構築していくのかなど、ちゃんと向き合って育てていきたい要素だなぁと感じました。

活力資産に関しては、健康であること。健康な食事、ストレス解消方法など、自分を最高の状態で保つ環境を整えることが大切だそうです。いま、実際、私が会社でやろうとしている取り組みのひとつ「幸せな働き方改革」と通じるものがとてもある。活力をもって、毎日の生活ができること。それを意識をする習慣ができていれば、生涯現役で人生を楽しむことができる。

変身資産に関しては、生涯に渡って仕事をする可能性があるため、1つの仕事ではなく、複数の仕事(種類)を渡り歩くことになる。これまでの転職と言うレベルではなく、ワークライフバランスを考えた働き方を実現するための仕事を決めて行く。という可能性があるため所得の獲得を主たる目的とする活動、友人や親類の力のためになるための活動。など目的などによって活動内容が変わる可能性がある。そのため、環境が、これまでの転職とは違うレベルで変わっていくので、それに耐え得るスキルが必要だということでした。

私自身は、海外でも実質3カ国で6年程度過ごしており、その後も日本で違う業界で転職後、今の会社に10年以上勤めています(その間に5カ所の部門を渡り歩いている)。そのため、この変身資産に関してはあまり心配していないが、定期的に自分自身を振り返る時間があったら良いな。と思った。(個人的には、ビジネスモデルYOUBe Yourselfのワークが有効かなと感じました。)

そんなこんなで、自分自身の「サスティナブルな働き方」を突き詰めるため実施しているBe Yourselfプロジェクトが意外な効能をみせてくれました。育児というより、自分の子供が今後の世の中を生き抜くためのスキルを意識するために大変参考になりました。自分をまずはテストケースにしながら、こうやって生きて行くんだよ〜と息子に見せることができたらいいな。と思ったのでした。

読んで頂きありがとうございます。サポート頂いたお金は、社会問題を解決するために使いたいと思います。そして、その結果を記事にして循環させたいと思います。