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深田萌絵名言集 NTT法編

深田萌絵氏がNTT法改正に反対し、動画やSNSで拡散しています。そこで明らかにおかしい発言が散見されるので拾ってみました。
記事の最後にNTT法改正に関するポイントの資料を付けましたので、ご参考にして下さい。


❶第一条には固定電話の普及の為に始まったと書いてないとの主張

第三条にあると指摘されました。

❷研究成果の公開なんてNTT法に書いてないとの主張

NTT社長が「書いている」と言っています👇

ずっとこの様な解釈で運営されています。
過去に研究成果の開示義務が足枷となり、共同開発を拒まれたケースがあるそうです。今後のIOWNの国際展開等で足枷を外す意図があるようです。

❸習近平氏はNTT株をtsmcに買わせるつもりだ

習近平は売却先を決める立場にありません。
また、下記動画の「NTT法廃止はバイデンへの手土産」との話と矛盾してしてしまいます。

2024/03/28の動画

❹NTT本社とファーウェイのビルが隣だから、NTT法が廃止されたらNTTはファーウェイになってしまう

全く意味が分かりません。

❺NTT法の論調がトーンダウンをしたのは私が批判したから

電気通信事業法の見直しも含め、2段階で進める事が提言書に書いてありますし、その事が普通に報道されてます。いちyoutuberが批判したからといって、トーンダウンする事は考えにくいと思います。

❻米連邦通信委員会のメンバーが衝撃を受けた

外資規制を議論していますし、NTTを外資に売らないと言ってます。
果たして、米連邦通信委員会のメンバーに本当に会ったのでしょうか?

❼確たる証拠は無い

想像だった様ですね。

❽NTTのコンサルタントを2年勤めた

上の動画は2024/03/30
→NTTのコンサルタントを務めた
下の動画は2023/04/03
→NTTのCEOのコンサルタント務めた

何故かトーンダウンしています。
主張が強めの深田氏が、この経歴を殆どアピールしていなかったのは不自然です。
本当にCEOのコンサルタントを務めていたなら、人脈等を使って直接意見出来るのではないでしょうか?また、NTT法の条文にユニバーサルサービスや研究成果の公開義務の件が書かれている事はご存知な筈だと思います。


※ちなみに、下段の発言をした深田氏のビジネスパートナーは、アメリカのネット番組で日本の副総理のコンサルタントをしているとの発言をしていました。

全体的に主張に無理や矛盾が多いです。

➒防空壕が売られる?

防空壕と言ってますが、洞道(とうどう)の事を指しているようです。
このスクショが全てです。

洞道が防空壕にならない事は検索すれば分かります


❿ブラックロックに売られる?

10-1 出所を調べてみました


突然このような話が出て来たので、出所を調べました。
2024/03/21に岸田首相とブラックロックのCEOが面会したという報道がありました。

岸田文雄首相は21日、首相官邸で米資産運用大手ブラックロックのラリー・フィンク最高経営責任者(CEO)と面会した。政府が進める「資産運用立国」や足元の株高の状況などについて意見を交わした。首相周辺によるとフィンク氏は海外からの日本への投資意欲が高まっていると伝えた。賃上げや資産運用立国に基づく政府の取り組みを評価した。「脱炭素分野に関心がある」と述べた。首相はデフレ脱却に向けた賃上げや所得税・住民税減税の取り組みを紹介した。

日経記事より

記事では、NTTの事は触れられてません。

上記ポストより、
➀原口氏は、経産官僚への質問で「株を渡すんだろ?」と言っています。
➁深田氏は「ドラさんによるとNTT法を早く廃止しろと言われた」
また、「ニュースには出ていない」と発言しています。

反論すると
➀渡すというのは非現実的な取引です。
➁報道では会談の内容が書かれているので、それ以外の事は真偽不明です。

元々、NTT以外の通信事業者にも一律で外資規制を掛けるという計画なので、欲しがっている会社があったとしても、政府として特定の外資企業を優遇するという事はないでしょう。

10-2 2024/09/09のポストより

深田萌絵氏のポストに対する返信欄で、このようなリプライを見掛けました。

他の返信にも、ブラックロック脅威論を調べていると思われる方から、「逆だろ」という返信が散見されました。togetterに抽出しましたのでご覧下さい。

2024/07/04の動画では、このように語っています。

https://nihonwomamoruhito.blog.fc2.com/blog-entry-779.html

中国の為に、ブラックロックが仲介するように受け取れます。NTT株をブラックロック経由で中国に売り渡すという設定は、ちょっと強引だったようですね。

10-3 2024/09/15のポストより

萩生田光一事務所の𝕏アカウントより、「NTT法改正・廃止に関するX等で流布されている曲解・誤解だらけの投稿について」という投稿に返信したところ、以下のような回答がありました。

10-4 話の信憑性

深田氏がブラックロックの話を最初に言った時、「ドラさんによると」と言っていましたが、過去に信憑性の疑われる発言を複数回している事が分かりました。

その他にも思い込みによる発言等が観測されています。

10-5 情報ロンダリング

自分で発信した不確かな出来事が、色々な方が発信する事により、いつの間にか事実のようになる事があるようです。

過去にも同じ様な出来事がありました。

この件はtogetterに纏められています。👇

他にも同じ様な例があります👇

以上の事から、NTTがブラックロックに売られて中国に渡ってしまうという話は出鱈目と言って良いでしょう。

最後に

NTTのOB小林史明議員の対談動画で、今回の議論のポイントが話されています。
興味のある方は、ぜひご覧下さい。

Iown構想は日本にとってゲームチェンジの大チャンスです。不確かな情報で邪魔をする事は国益に反する事だと思います。


参考資料

萩生田氏による「よくある質問」に対する公式な回答です。

2024/09/15のポスト


この資料に深田萌絵氏に対する反論が詳しく書かれています。👇


NTT法の考え方について、対談形式の動画があります👇

NTT法第三条の解説です👇

他の深田氏によるトンデモ発言はこちら👇

以上


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