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あなたとわたしが在るということ



あなたが居るということ
あなたが在るということ


あなたを駅で見送って

わたしの車はひとりぼっち

ついさっきまで確かにあなたはそこにいたのに

なんだか寂しいと思うのです

そして、

あなたとはまた逢える

そうわたしは思うのです

でも

それでも

この空間に何かが欠けたような

ただただ

しずかな時間がながれていました


わたしはふっと思いました


「もし、あなたがいなかったら。」


わたしの物語に

あなたがいないことを考えると

なんだか

とてつもなく寂しくて、
悲しいなあと感じるのです

わたしたちの未来はわかりません

わたしの未来ですらわかりません

けれど

わたしは

未来にあなたと生きる物語を信じたいのです。

あなたとたくさんの景色をみたいのです。

あなたとたくさん感じたいのです。

あなたと生きたいのです。


だから、

その物語を叶えるのに

どう自分が

あなたとわたしという物語と折り合いを
つけるのかを問われていて

それをどう

今積み重ねていくのかが問われていると思うのです。

わたしもあなたもいなくなる。

死んでしまうのです。

それはこの上なく

とてつもなく寂しいのだけれど

あなたがいる世界に在るということ。

あなたとこの世界で出逢えたということ。

それがこんなにも有難いことだ

そう、気づいたときに

わたしの頬に大粒の涙がつたっていきました

わたしは

この世界に生まれたということを

無責任にも

ただ生きていてよかった

そう思ったのです。

生きることも捨てたもんじゃない

そう思えることの喜びを

あなたを通してわたしは感じたのです。

ありがとう

ありがとう

2023.04.02

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