【コラム】冷凍パンの味わいが変わる!? 「リベイク」の最適解ってなんだろう
パンってどうやって食べます?
唐突ですが、みなさんはパン屋さんで買ったパンをどうやって食べますか?
もちろんパンの種類にもよると思いますが、
・常温でそのままいっちゃいます
・いやいやトースターで焼くでしょ
の2パターンに分かれますよね。当たり前ですが(笑)
ちなみにこのバカンスnote制作チームのライターである私は基本的に常温派。
カメラマンは「絶対トーストする!」な人です。
そしてさらに質問ですが、買ったパンが食べきれなかった時はどうしてますか?
食パンなんかは冷凍する人もきっと多いですよね。
(バカンスのパン職人に聞いてみたところ、「具材が入っていても、ものによっては冷凍OK」とのことでした)
つまり。
そんな風に思ったんです。
でも実際、「焼き方によってパンの味わいも変わるのか・・・?」「そもそも普通にトースターで焼くだけでもOKなの?」とパンにあまり詳しくない私(しかもいつも常温で食べてるタイプの人間)なんかは思っちゃうワケでして。。
そこで企画しました。
バカンスのパンを、いろんなやり方でリベイクしてみよう!の巻。
①バカンスの食パン(冷凍)
まずは王道から。ベーカリーバカンスの「食パン」です。
今回は冷凍していたものをやや自然解凍した状態からスタート。
まずは何も考えずにトースターで焼いてみることにしました。
設定温度は280℃で3分。
2分半くらいでフチが焼けてきました。3分経ったらご覧の通り、結構焼き目がつきましたが焦げすぎというほどではありません。
【結果】
いや、普通においしいです(笑)
特にサクサクの食感が引き立って、軽くペロリといけちゃいました。
サックリ度★★★★☆
トースターだけで焼き加減を調節してみるのもいいかもしれませんが、続いてはレンジ+トースター のW技にも挑戦してみようと思います。
600wのレンジで20秒。その後、280℃のトースターで2分焼いてみました。
【結果】
「中もっちもちやん・・・!!」
「外はいい感じにカリッとしてますね〜」
好みにもよると思いますが、中もっちり、外サクサクが叶うのがこのやり方でした。バカンスのパンらしい高保水な味わいを楽しめるのはこちらかも!?
食感のいいとこ取り度★★★★★
②ル・クロワッサン ド バカンスのクロワッサン(冷凍)
続いてはシンプルなプレーンの「クロワッサン」です。こちらもやや自然解凍後に温めてみました。
クロワッサンは高さがある分、表面が焦げやすいので難易度やや高めです。
追中シェフいわく、「冷蔵庫で自然解凍してから焼くのがベスト。もしくはレンジで加熱後、表面のみ軽く焼いてみて」とのこと。
では、先ほどと同じく280℃で2分ほどひとまず焼いてみましょうか。
【結果】
45秒くらいで表面が焦げ始めました。
トースターの種類や温度などにもよると思いますが、目を離さないよう注意です。もしくはアルミホイルを上からかぶせるのも良さそうです。
肝心のお味ですが、クロワッサンらしいサクッとした食感が戻ってめちゃくちゃ美味でした。表面のシロップや塩の風味も引き立って、これぞ焼きたての味!
焼きたて実感度★★★★★
③ル・クロワッサン ド バカンスのクロワッサンキューブ(冷凍)
クロワッサン続きで、ちょっと変化球を。
ル・クロワッサン ド バカンスでは「クロワッサン キューブ」というキューブ型のクロワッサンも販売しているのですが、これまた面白い食感でとってもおいしいんです。
ただめちゃくちゃ背が高くて・・・
アルミホイルが手元になかったため、クッキングシートをかぶせてトースターで焼いてみることにしました。
【結果】
280℃で約2分トースト。
上は焦げ焦げ、中はヒンヤリという悲しい結末に終わりました(涙)
それならばと、2つに割って焼いてみました。2分だと焦げてしまったので、1分半ほどがベスト。
しっかり中まで温まり、クロワッサンの層の食感も感じられる絶妙の味わいに焼きあがりました!
知らずに焼くと失敗する度★★★★☆
④ベーカリーバカンスのバカンス(冷凍)
こちらはベーカリーバカンスの看板商品「バカンス」。
【結果】
写真は280℃で3分トーストしたもの。①の食パンと同じく香ばしさが引き立った仕上がりに。
ところが600wのレンジで20秒加熱→2分トースト にすると・・・
「なんかトーストだけより甘さが引き立ってる気がするんやけど・・・!」
「食パンと同じで、外はさっくり、中はもっちり!」
という極上な味わいになりました。
もっちりとした甘さが好きな人はこちらの方法でぜひ!
焼き方で味わいが変化するかも?度★★★☆☆
具材入りの番外編 ル・クロワッサン ド バカンスのパンオショコラ(冷凍)
クロワッサン生地にチョコレートを巻き込んだ「パンオショコラ」。
これまでの傾向から、
「クロワッサン生地は焦げやすいのかもしれない」
と判断して、チョコレート入りですがレンジ→トーストの順で決行。
上の写真はレンジで加熱直後(600wで10〜20秒くらい)。
びっくりするぐらいしなしなになっちゃいました・・・。
その後、トースター280℃で軽く1分半〜2分ほど加熱。
【結果】
見た目はまだしなしな感があるけど、表面はパリパリ!
でも中はちょっとしんなり。
素直にトースターで焼くだけか、もしくはレンジの加熱を控えめにしても良かったのかも。
具材入りの番外編 ベーカリーバカンスの明太フランス(冷凍)
具材がぎっしり詰まった「明太フランス」。惜しみなく明太子が入っている贅沢なパンです。
心配なのは、中まで火が通るのか・・?ということですが・・
【結果】
・280℃で2分トースト→表面は熱々だけど、明太子はちょいひんやり。
・600wのレンジで20秒→280℃で2分トースト→カリッと感が少なめ。歯切れもちょっと悪くなってしまいました。でも明太子まで熱々で、バターの香りが引き立っていて、これはこれで美味。
焼き方ひとつで味わいは変わる
もちろん使用するトースターやレンジ、パンによっても環境は変わるため「これが正解!」というのはありませんが、
焼き方次第で自宅のパンの味は変わる というのは間違いではないはず。
(正直どうやって焼いてもおいしかったんですけどね!)
特にベーカリーバカンスの水分たっぷりのパンは冷凍後の焼き方でもっちり感も変わりますし、
ル・クロワッサン ド バカンスのクロワッサンのようにサクサク感が命のパンは、常温であったとしてもぜひリベイクがおすすめです。
難しかったのが具材入りのパンや背が高いパン。
上手においしく焼けるコツ、シェフにまた聞いておきますね!
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次回は7/1更新予定です。もう夏ですね〜。
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