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#コロナ入院
【311日目】: 自宅療養
ご隠居からのメール:【自宅療養】
昨日午後8時頃、医師回診で退院許可が下りた。今日は午前中に退院手続きをすませて帰宅し、自宅療養に切り替える予定。
いろいろありがとう。
返信:【Re_自宅療養】
長い入院生活だったけど、無事退院してよかった。じぶんは、迎えに行けなかったけど、姉さんが付き添ったと聞いたよ。
入院前と様子が随分違うといっていた。目がギラギラしてるって。クスリの副作用かもしれ
【305日目】病院食
ご隠居からのメール:【病院食】
体温、血圧などの数値は安定している。点滴の血液ササラにするチューブの投与は中止したが、酸素飽和濃度は相変わらず95%前後を示している。
21時00分、医師回診。肺の炎症は緩急・増減を繰り返しているが、酸素吸入がまだ不十分で、月末退院は難しそうだ。
コロナ患者は、一日三回、病院食を与えられる。朝食は午前8時頃、昼食は正午頃、夕食は18時頃。メニューは栄養バランス
【303日目】読書再開
ご隠居からのメール:【読書再開】
自宅から一冊だけ持参した養老孟司『バカの壁』を読みはじめる。その他に長男が差し入れしてくれた百田尚樹『日本国紀』、瀬戸内寂聴『寂聴九十七歳の遺言』、瀬尾まいこ『そしてバトンは渡された』がある。三女がアマゾンに注文してくれた井上荒野『あちらにいる鬼』、有吉佐和子『非色』もそのうち手元に届くことになっている。
病院に一冊だけ持参を許されたとすれば、どんな書を何を選
【295日目】しっかりしている
ご隠居からのメール:【しっかりしている】
寝たきり暮らしを長く続けると、運動不足になる。それでは困ると判断して、ベッドで足腰の屈伸運動をしていると、看護師の声がとんできた。「やめてください。アブないよー」。
ここはおとなしく従うしかない。回診医師は、「ハセベさんはしっかりしている」と言ってくれた。冷静沈着ーーわがままは云わない、グチもこぼさない、足るを知る模範的なコロナ老人をめざすーーという心