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ここ最近の活動と背景

こんにちは、ばんくしです。
ここ最近、外向けの活動が増えてきたので、その整理も兼ねて背景と一緒に一筆書こうかなと思い至りキーボードを叩いています。

CADDiという組織

一番大きな活動の源泉になっているのは会社なのでCADDiから。

CADDiは製造業における受発注事業をこれまでやっていましたが、先月には『CADDi DRAWER』という新しいサービスをリリースしています。

https://caddi.jp/drawer/ より

技術的には、類似画像検索、Deep Learning、ANN、といった辺りがキーワードでしょうか。私もAI Labの一員として、DRAWER事業部メンバーとしてこのプロダクトに関わっていました。
サービスリリース直後なのですが、セールスチームが優秀なのか、お客様にも恵まれ、PdMやEM、エンジニアを探す事も忘れず進めています。

先月開催したエンジニア/PdM向けのイベントもお陰様で盛況でしたが、より深く技術の話を伝えて、優秀なメンバーとサービスの魅力を伝えないと、特にtoBの事業の採用は難しいという意識があり、最近ではそのための企画をやっています。

CADDi DRAWERは、バックエンドにOpensearchを利用しており、まさに情報検索がコアになっているサービスなので、情報検索において話題のテックブログを書いていたイメージの強い、M3、10Xのお二人に声をかけて技術勉強会を行う予定です。

私は、司会という名の煽り役です。
AI Labからは、マッキンゼー出身で分析から開発までそつなくこなし、類似画像検索を引っ張っている志水さんが登壇する予定です。

CADDi全体では、エンジニア向けのTech Chatという定期イベントを開催しており、そちらでもDRAWERチームのエースのフロントエンドエンジニアが登壇します。

エンジニア向けのイベントばかりですが、私が本当に採用すべきはEMやtech PdM、Tech Leadなのだと思ってます。

ものづくり業界は非常に奥が深く、複雑な業界ではありますが、テクノロジーの力で変化をもたらしやすい業界でもあると感じています。まさに我々が活躍できる場なのですが、一方で外からその面白さが認知されにくいので、こちらは直接色々なManager職の方に声を掛けて回ってたりしています。

お話したい際は @vaaaaanquish のDMでお待ちしております。

AI Labとプロダクト

全社の事を見ていたら、気づけばAI Labはガンガン物事が進んでいました。

MLエンジニア採用は、冗長になっていたスカウトやカジュアル面談を辞め、広い広報とダイレクトメッセージ、アトラクトに絞りました。ML StudyMLOps 勉強会などの一定の認知度を持つテックイベントやkenkooooさんやmatsu7874さんの移籍で話題になったestieさんとの勉強会に登壇している裏側でかなり特定の方法にフォーカスした採用をしてました。

詳しくはAI Labの紹介資料HPを見てもらえればと思いますが、日本のMLエンジニアだけで10人を超え、Kaggle Master、Grandmaster、元Tech Lead、元CTO EMなどが入って来ています。AI Labには開発者としてはまだMLエンジニアしか居ないはずなんですが、API基盤、社内向け認証付きデモ基盤、アノテーション基盤を作りながら、2D/3Dの画像認識モデル、OCR、レコメンドとMLモデルも上がってきています。「いつできそう?」と聞くと「もうできた」で帰ってくるので、私も毎日たじたじです。

知らない間にPFNさんとの3D勉強会まで立ち上がっていました。

見ての通り、参加者も強いので私が楽しみなレベル。期待です。

製造業は特にドメインゲーな部分が強く、国によって商習慣も全く違う側面があったりする背景もあり、ベトナムチームも立ち上がっています。良いマネージャや、著名な画像認識の国際学会であるCVPRを通すような人が入ってきて、いきなりプロダクト作って成果を出してきています。たじたじです。

人数が増えたので、AtCoder暖色メンバーが複数在籍するアルゴリズムチームと分かれるまでに至りました。あと1年はこうならないと思って色々考えてたんですけどね。

末恐ろしいです。嬉しいし楽しいけど怖いです。
すごい勢いでモデルが出来るので、AI Labの未来に向けて、最近は色々なプロダクトの探索や採用をやっています。

プロダクトでは、画像認識に縛られないよう、物流拠点に行ってみたり、受発注データの分析をしてみたりしています。今かなり良いメンバーが入ってきている中で、私が出来ることはもはや、キャリアや成果という概念の外で面白いタスクを見つけることくらいだと思うので、とにかく手と足と口を動かしてモックを作ったり未来を考えたりしています。

最近はこういうスライドを書く仕事もしています

ぼんやりですが、MLEだけでは速度が鈍化していくだろうという見込みがあるので、データエンジニアやMLOpsを強固かつ大幅にスケールするように作っていける仲間が必要だなと思って色々やっています。

Google ML OnAirで喋ったり、他社のデータ活用事例をまとめたり、プロダクトアイデア出し100ノックを PdMの @imaimai と引き続きやっています。
「PDCA回し放題なAI Lab工場作りたいなー」と妄想話を入社当時にしていましたが、こういった妄想も実現に向けてチャレンジをしていたりします。

より大きなお祭りがしたい

はてさて、メンバーが増えてきた中で、CADDiのメンバーにより大きな事を成せるエンジニアになっていってもらいたいという気持ちが芽生えてきています。もちろん私もまだまだ成長する想定ですが。

なので、会社内でtech LTのイベントを考えたり、より大きなMLカンファレンスのようなものを開催すべく動いています。

@Typeの転職イベントに登壇したり「まつもとゆきひろ氏と考える つよいエンジニアになるためのオープンソースの使い方」なんかもその一環で、今まで私が出ていなかったようなターゲット範囲の広いイベントにもアプローチ出来るよう、なるべく広く動くようにしています。

以下の技術的負債に関するイベントなどMLエンジニアという枠組みに囚われず「エンジニアリング」といった観点でも行動するようにしています。

まさかトリさんと一緒のイベントに出ることになるとは。分野は違えど名前は常々聞いていましたし、マジのびっくりです。

AIの人として、連載も持つことになりました。

昔は「技術を軸足に置くことこそ重要」と考えていて、こういった趣向の連載もあんまり好感を持っていなかったのですが、大きなカンファレンスをやるにあたっては、広い人と人の繋がりと表現の場が必要だなと感じてこういったお仕事も受けるようにしています。

不思議なもので、より大きな事をやるのに必要な事を考えると、1つの事で表現するだけでは足りないというところに落ち着いています。

この活動の結果として、私もかつて育てられた学会や技術勉強会、インターネットの雰囲気を作り出すことができれば絶対楽しいよな〜と思っていますし、社内外のエンジニアに成長の機会が作れれば何よりだな〜とも考えています。

少し長いお話になりそうですが、愚直なやり方は得意なので地道に頑張りたいところです。暇があれば一緒にやりましょう〜。

おわりに

いくつかの宣伝をしながら考えている事をつらつら書きました。

これからまだまだ面白くなるCADDiと@vaaaaanquishを応援頂ければと思います。こういった考え方や宣伝がしたくなるところに落ち着いたのも各位のおかげだなあと思うことが増え、エモい気持ちになったばんくし王からでした。

また良い知らせを持ってこれればと思います。

何卒。


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