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吉野敏明さんの新著「医療という嘘」/5章洗脳を解き、食を正せば、日本は良くなる②/断食やケトン療法には問題がある?

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■前回のお話

続きものなので全体を通して読むと面白いですよ(^。^)

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がんは解糖系を使ってブドウ糖を作り出す「糖代謝の異常」



問題となるのは「高糖質食」や「糖質制限」によって引き起こされる糖の異常代謝だ。糖新生の抑制が正常に行われているかが重要なのだ。



糖質の摂りすぎはもちろんのこと、ダイエットや断食も非常に危険だ。絶食をすると、糖質を補うために筋肉が分解されて糖新生が起こる。その結果、筋肉がどんどん減って脂肪だけが残り、リバウンドを起こすだけでなく、インスリン抵抗性が生じる。

朝食を抜いたり、肉を食べなかったりすると、グルカゴン・コンチゾール・アドレナリンなどの発がんホルモンが分泌され、がんの悪液質の状態になってしまう。

悪液質は複合的な代謝異常の結果で、悪液質の疾患として、がん以外にも、関節リウマチ、動脈硬化、心不全、慢性閉塞性肺疾患、肝不全、腎不全、エイズなどがある。死亡する症例の50%以上がこの病態に羅患している。

だから、がん患者は何としてもこの糖新生を妨げなければならない。

糖質の摂りすぎと同じく、断食やケトン療法も問題があり、一日一食にするだけでも糖新生を起こすから、食事はしっかり摂るのが基本なのだ。


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