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おしらせ×2

おしらせがふたつあります。

①歌集を出します

私家版歌集『感性の問題』 桐崎鶉
B6版、本文108ページ、会場頒価1000円(予定)
印刷:プリントオン(株)

書影イメージ。シンプルですが、少しざらざらした質感の本になる予定です


これまでいろいろなところに発表したり、発表されなかったり、揉み消したりしていた短歌が200首ちょいくらい?入っています。
全体は4つのセクションに分かれていて、ひとつめに連作まとめその①、ふたつめに連作まとめその②、みっつめにずいぶんまえに一瞬だけ所属していた、とある短歌結社の会誌に載せていただいた連作がいくつか、よっつめに「うたの日」や歌会やTwitter上で発表した1首単位の作品が、おおよそ作成の時系列順に、とりとめなく入っています(私の気分の問題で、若干順番を入れ替えたものもあります)。一部の作品は、発表当時から少しだけ手直ししたりもしています。


セキレイが好きなので、そのイメージで描いてもらいました。


めちゃくちゃ不親切設計ですが、一応わざとです。


私自身が忘れ去ってしまって存在が失われた作品や、恥ずかしいので二度と見たくない作品以外は、ここ5年くらいのものはだいたい網羅できたのではないかと思います(アンソロジーに掲載いただいているため、あえて除いた連作もあります)。少なくとも、以前道新短歌賞で佳作をいただいた作品集「感性の問題」に入れたものは、全連作この本で読めます。所属している文芸同人で発表した連作も、ある程度は入れた気がします。なにかしらの賞に応募したけれど残念ながら日の目を見ず、結果的に本作書き下ろしになってしまった連作もふたつ入れました。


連作「ないないしない」より
連作「感性の問題」より


連作「vignette」より。結果的に書き下ろしになってしまったふたつのうちひとつです


ここ最近で桐崎を知ってくださったみなさまにも、長らく認識してくださっていた方にも、ほどほどに楽しんでいただける内容になっていると自負しています。装丁もシンプルながらほどほどにこだわりましたので(表紙イラストは誰の作なのか、ぜひお迎えしてから確認してみてください)、ぜひお手に取っていただければ幸いです。

自家通販については、5月下旬ころには開始できる予定です。準備が出来次第本記事に追記しますので(手数料込みになるため若干割高にはなってしまいますが)、ぜひそちらからの入手もご検討ください。
もちろん今作も、いろいろな機会でお手に取ってもらいたいため余裕を持って刷りましたので、いつかお近くの頒布イベントに桐崎が出没した際にゆっくりお迎えいただくのでも大歓迎でございます。ご無理なく、ご都合のよい方法で、よろしくお願いいたします。

②5/19文フリ東京に出ます


上記『感性の問題』を新刊としてひっさげて、詩歌のエリアのあたりに出店します。お店の名前は自家通販のショップ名と同じ、「書鋪三代目敷次郎商店(しょほさんだいめしきじろうしょうてん)」です。じつは個人で文フリに出店するのは、今回が初めてだったりします。

文学フリマ東京38 2024年5月19日(日) 12:00~17:00
会場:東京流通センター 第1展示場・第2展示場
入場料:1000円
サークル: し‐33「書鋪三代目敷次郎商店」(第2展示場 2階Fホール)

会場見取り図。弊サークルの場所は「しみみ」とおぼえてください。

現時点では、『感性の問題』と既刊小説集『治五郎のこと』(会場頒価500円)を持ち込み予定です。無料配布かなにかつくれれば最高ではあるのですが、現時点でかなり力尽きているので、期待しないでいただけるとお互い傷が少なくて済む予感がします。

小説集『治五郎のこと』についてはこちらをご参照ください。

当日は、ひとりで上京してひとりでサークルを取り仕切る、完全なるワンオペ運営を予定しています。人気サークルになる気配はいまのところないので、おそらくどのタイミングで来ていただいても差し支えないと思うのですが(スマホいじったり人形遊びしたり死にそうな顔で原稿をしていたりすると思います)、もしかすると会場内を放浪するなどして不在になってしまうタイミングがあるかもしれません。できるだけTwitterで離席のご報告をできれば、とは考えておりますが、なにぶん素人のワンオペサークルですので、ご容赦いただけますと幸いです。

また、話しかけていただくとかなり挙動不審な態度を取る可能性があります。名乗っていただいてもすぐにはお顔が思い出せなかったりするかもしれません(ひとのお顔がほんとうにおぼえられないのが生来の悩みです)。できるだけ人間じみた言動をとれるようにがんばりますので、いっちょ挙動不審な桐崎を嘲笑ってやるか、くらいの心持ちで、お気軽にお声がけいただければ幸いです。その稀有な機会のために旅券を取っておりますので!


以上、おしらせ2件でした。お迎えをご検討いただける方、東京会場へお越しいただける方、どうぞよろしくお願いいたします。じつは、たいへん恥ずかしながらまだ入稿にいたっていないので、当日に無事本があるよう、お手隙の際にお星さまにお祈りいただけますと幸いです。


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