🎬私というパズル 48本目 22.10.14【友朱瑠の映画note】

今朝の映画は【#私というパズル】でした。
#Netflix 鑑賞
※見出し画像引用 https://www.netflix.com/

2021.01.07 配信
第77回ヴェネツィア国際映画祭 女優賞

出演
#ヴァネッサ・カービー さん、
#シャイア・ラブーフ さん 他
監督 #コルネル・ムンドルッツォ さん
脚本 #カタ・ヴェーベル さん

#Filmarks では 、22.10.14時点では 3.7
私的にも、3.7 …といったところでしょうか。
（※私的採点1最悪だ 2つまらん 3普通 4かなり良かった 5最高☆）

出産…をテーマにした作品でした。

今日は、以降はネタバレ含み…で
書きますので、、、、

しかし、死産でしたね。

陣痛から出産までの…
２３分ぐらいありました。
6:30～30:00 ぐらいまであった。

そして、
ワンカットな撮影、、、
これが凄かったですね。

出産シーンまでを演技したもので
これほどの長さを
ワンカット的に映し出したものは
観たことがありませんね。


これはもう、
圧巻の演技…ですね。
ヴァネッサ・カービーさん。。。
すごいわ。

実際……編集入ってる……かなぁ、、、
これ、
本当にワンカットで撮ってたとしたら
恐ろしいので 笑

たぶん上手いこと、
繋いでいるのでは、、、ないか、、？と。

でも、
本当にすごい映像、演技だったと
思いましたね。

また、この作品も……
モザイク無しのオチンチン☆丸出し…シーンが
ありましたけれど。。。

最近、、、どうなの？
作品をゾーニング、棲み分け、してたら、、、
それで良い感じなのかしら？？？

一瞬やっぱり「あ…えっ…？」ってなりますよね 笑

死産を経て………

こんなにも感覚はすれ違っていき、
心は荒んでいき、離れていき、、、

そして、男と女でも
捉え方、感覚、価値観はすれ違い、、、

周囲とは違う世界、違う時間を
生きているような、、、
そんな時間が流れてしまうのか。。。と。

出産シーンをワンカット的に
長回しで撮っておきながら、

それ以降は
約１～２ヶ月単位で
時間を飛ばし飛ばしで描いていく、、、

この辺の対極な時間感覚の作り方が
面白かった…というか、
出産の時間が温かく、
それ以降が冷たく響く…ような、

その世界観に入り込ませてくれましたね。

出産を考える人、または出産を希望する人、
出産を経験された人……には、

男女問わず、
様々な刺さり方をする映画だと思いますね。

陣痛から～のシーンは
人によっては観てられない…かも？？？

遺体を……
献体するかどうか、、、
この考え方が、結構な分かれ目…でしたよね。

この、男女間、夫婦間の違い、、、
これは
決定的な亀裂を生んでしまった…と感じました。

でも、
そんな価値観は
死産を経験しないと絶対に分からない…から、
それこそ
突然、突発的に訪れる不幸…から
重なっていくすれ違い、、、ですよね。

夫婦共に、、、
他の異性に惹かれる？？いや、流れる…だな。
それ、
見たくないもの、でしたねぇ。。。

そして、男は弱い、、、

試練、困難への
立ち向かい方…というのは
人それぞれに違うものだな……と
感じさせられましたね。

母の感覚、祖母の感覚、父の感覚、身内の感覚……

それぞれに
向かう方向は同じでも
歩む道のりが違う。。。

そこには
温かい感じ、冷たい感じ……と
それこそ温度差があって、
正解は無い。。。

最後、
現像された写真を見て、、、

ここでも価値観、考えは変わっていったわけで。

そこには
たとえ一瞬だったとしても
しっかり "人、個人" としての形があったわけで
生きていた時間を感じた時が
収まっていたわけで。

それこそ、
「りんごの香り」のように、
ありありと思い出された瞬間があった…わけで。


そして
しっかりと自分の意見を述べて
母の顔を見つめながら、、、最後に笑顔も浮かべる…

それぞれの立ち向かい方、考え方の違い…を
感じさせるものでした。

はい、
重いテーマの作品でした。

こういう経験は
出来るだけ少なく…なってほしいですね。
すべての人が、出産のその瞬間から
幸せになってほしい。。。