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「アイス」×「飲料」 商品開発マガジン

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「アイス」と「飲料」の商品開発についてまとめました。 是非ご覧ください!
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#ビジネス

#54 原材料シリーズ 「甘味料」

こんばんは! 今日から原材料シリーズを書いていきたいと思います! 今日取り上げる原材料は「甘味料」です! 甘味料は甘さをつける原料です。 例えば、「砂糖」、「果糖」、「ブドウ糖」、「異性化糖」、「水あめ」などですね! 厳密にいうと、ステビアやスクラロースといった「高甘味度甘味料」も含まれるのですが、これは後ほど触れていきたいと思います! 少しマニアックな世界になるかもしれませんがお付き合いください! それでははじめます! 原材料表示について皆さん、原材料表示を

#51 未来を作る仕事 いつ発売予定の商品作ってる?

こんばんは! 今日は商品開発の開発スケジュールについてお伝えしていきます。 僕は、飲料とアイスの商品開発に携わってきました。 商品によってスケジュール感が異なっているので、どちらもご説明していきたいと思います。 アイスのスケジュール会社の規模や考え方にもよるのですが、前職は「小回りが利く会社」になろうということで、「8か月前~半年前」から商品開発することが多かったです。 しかし、新しい設備を導入した商品を作ろうとすると、「1年~2年前」に取り掛かり始めているというこ

#3 商品開発の流れお見せします(1)

本日は、「商品開発がどんな仕事なのか」をお届けしようと思います。 まず最初に、商品発売までの流れをお伝えしていきたいと思います。 商品発売までの流れ「商品企画」→「レシピ開発」→「工場移管準備」→「パッケージ開発」→「消費者調査」→「表示作成」→「工場移管」→「工場生産」→「営業活動」→「発売」 以上が商品開発の流れになります。※一部、同時進行の工程もあります。 このように、様々な部署が協力しながら1つの商品を作り上げていきます。 商品開発者の業務さて、商品開発者が

#4 商品開発の流れお見せします(2)

今日は、昨日お伝えした各工程の説明をしていきたいと思います。 「商品企画」→「レシピ開発」→「工場移管準備」→「パッケージ開発」→「消費者調査」→「表示作成」→「工場移管」→「工場生産」→「営業活動」→「発売」 商品企画「商品企画」はすごくざっくりいうと「商品コンセプト」や「どんな商品にするか」を考える行程です。 この部分は、深く掘り下げると本当に多くのことを含んでいるので、今後触れていきたいと思います。 きっと、皆さまがとても興味がある部分でもあると思います。 レ

#5 他部署を巻き込んだ仕事をするコツ

今日は「人を巻き込んだ仕事をするコツ」についてお伝えしたいと思います。 前回、こちらの記事で書いたように、1つの商品を発売するまでに、いろいろな部署の人と関わって仕事をしています。 「商品企画」→「レシピ開発」→「工場移管準備」→「パッケージ開発」→「消費者調査」→「表示作成」→「工場移管」→「工場生産」→「営業活動」→「発売」 そんな僕が、どうやって他部署の協力を得ながら仕事を進めてきたかをお話したいと思います。 僕が心がけていたことは下記の2つです。 ①なに

#6 「飲料」の作り方教えます。

今日は「飲料」の「試作業務」にスポットを当ててお伝えしていこうと思います。 普段、皆様が飲んでいる「飲料」はどのように作られているのでしょうか?? 「飲料」ってどうやって作ってるの?この質問はよく聞かれる質問です。 この答えは、、、、、 「2~5Lのステンレス鍋で作っている」 です。 意外と小さいスケールで試作をしているんです。 ステンレス鍋に、砂糖や果汁、酸味料、香料、着色料などを計量して入れます。 殺菌をするため、100℃近い温度まで熱した後、冷やします。

#13 失敗によって成長できる

今日も懲りずに2記事目、投稿してみます。笑 2記事目ということもあり、少し短めにまとめてみようと思います。 気軽に読んでいただけると嬉しいです! 「人は失敗によって成長できる」 「人は失敗によって成長できる」 僕の大好きな言葉です。 この言葉は、入社2年目の僕に上司が言ってくれた言葉です。 その時僕は、大きなミスをして、他部署に迷惑をかけ、落ち込んでいました。 商品開発という仕事は、常に「新しいこと」にアンテナをはって、チャレンジする姿勢が求められます。 新

#14 アイディア出しについて

今日は、僕が新入社員として商品開発部に配属された際に、研修で行った「アイディア出し」について、お伝えしていこうと思います。 僕は、商品開発部に配属され、約2週間の研修を受けました。 その際、「100本ノック」といわれる「100個のアイスのアイディアを出す」という課題が出されました。 時間があればできるように感じるのですが、実質10日で出すのはかなり大変でした。 もし、この記事を読んでやってみよう!と思った方は50個でもいいので是非やってみてください。 100本ノック

#19 失敗談①あれ?味が変だ。

本日は、「商品開発」の失敗談をお伝えしていこうと思います。 商品開発をやっていると、たくさんのチャレンジをする代わりに、たくさん失敗もしています。 失敗には、予測できないものもあれば、単純に凡ミスのものもあります。 本日は、僕が1年目にしてしまった凡ミスだけど、影響が凄くでかい例をお伝えしていきます。 それでは、どうぞ! 香料とは?みなさん、よくパッケージの裏面にある原材料表示をじっくりと見たことはございますか? この写真を見ていただくと、「香料」と書かれています

#20 失敗談②あれ?ソフトクリームの形ができない・・

昨日の記事はいかがでしたでしょうか? 前回の記事では、凡ミスによる失敗談をお伝えしました。 今回は、新しいことにチャレンジした際に起きた、トラブルをお伝えしていこうと思います。 ソフトクリームに挑戦これは、僕が「ソフトクリーム」の新商品に携わった時のエピソードです。 以前、#3、4で商品開発の流れを書かせていただきました。 今回は、「工場移管準備」と「工場移管」での出来事です。 僕が、ソフトクリームの新商品を任せられた時に、一番注意すべきだなと思ったポイントが、「

#23 商品開発の魅力って?

こんばんは。 僕は、100品以上の商品に携わってきました。 そんな僕が、「商品開発」の魅力をお伝えしていきたいと思います。 僕が、お伝えしたい魅力は次の3つです。 ・自分の作った商品を世の中に出せる喜び ・チャレンジ思考が身につく ・世の中の新しいこと・ヒット商品に興味がわく それでは、参ります! 自分の作った商品を世の中に出せる喜び#19、#20で失敗談について触れましたが、商品開発はいくつもの困難を乗り越えて1つの商品が出来ます。 大変な思いをした商品は

#26 新商品のアイディア出しについて②

こんにちは! 今日は「アイディア出し」について書かせていただきます。 よく、大きいブランドのセカンドフレーバーを考えるときと、まったく新しいブランドを作るときのアイディア出しは違うの?と聞かれる時があります。 この答えは、「考える内容が異なる」です。 本日はこれについてお伝えしていきます。 それでは参りましょう! 新商品の種類新商品には下記の2つが存在します。 ①完全な新商品 ②「ガリガリ君(例)」のセカンドフレーバー 順番は逆になってしまうのですが、今日は

#27 元アイス開発者がオススメするアイス①【ハーゲンダッツ キャラメルホリック】

こんばんは! 今日は、元アイス開発者がおススメするアイスをご紹介していきたいと思います。 1品目は「ハーゲンダッツ キャラメルホリック」です! この商品は4月28日に発売されており、スーパーやコンビニで購入することができます。 僕が最近はまっているアイスの一つで、週1回のご褒美でついつい食べてしまいます。 こちらの商品をご紹介していきたいと思います。 どこがポイント?個人的におススメのポイントが3つあります。 ①ソースの絶妙な塩加減 ②アイス部分の上品なミルク

#28 元アイス開発者がおススメするアイス②【板チョコアイス】

こんばんは! 今日も昨日に引き続きおすすめのアイスを紹介していきたいと思います。 今日、ご紹介するアイスは、「板チョコアイス」です。 この商品は、森永製菓から出ているチョコレートの中にミルクアイスが入っているアイスです。 僕がおススメするポイントは2つです。 ・パリパリ食感がたまらない ・チョコの風味とミルクアイスのバランスがとてもいい それでは、参りましょう。 パリパリ食感がたまらないこの商品を食べたことのある方はわかると思うのですが、チョコのパリパリ間がし