見出し画像

#3 商品開発の流れお見せします(1)

本日は、「商品開発がどんな仕事なのか」をお届けしようと思います。

まず最初に、商品発売までの流れをお伝えしていきたいと思います。


商品発売までの流れ

「商品企画」→「レシピ開発」→「工場移管準備」→「パッケージ開発」→「消費者調査」→「表示作成」→「工場移管」→「工場生産」→「営業活動」→「発売」

以上が商品開発の流れになります。※一部、同時進行の工程もあります。

このように、様々な部署が協力しながら1つの商品を作り上げていきます。


商品開発者の業務

さて、商品開発者が携わる業務ですが、会社によって異なります。

携わる部分が多い会社だと、すべての工程で商品開発者が携わります。

工程ごとに部署がある会社だと、「商品企画(少々)」+「レシピ開発」がメインになります。

僕の経験をお伝えすると、アイスメーカーではすべての工程に携わっていました。

今働いている飲料メーカーだと、「商品企画+レシピ開発」が主の業務になります。

どちらもメリット・デメリットがあるのですが、個人的な感想としては、最初にすべての工程に携わることができてよかったと思っています。

1つの商品を作るのには、様々な部署の協力が必要で、全体の流れを理解できているのは、とても大切なことだからです。

ただ、業務の量が多くて最初は覚えることが多すぎて大変でした、、、笑

また、業務内容が多すぎて、肝心のレシピ開発業務に支障をきたすことがあります。

これはデメリットですね。

また、商品担当者は同時に複数商品を担当することになります。

そのため、スケジュール管理能力もすごく大事な能力になります。


どれくらいの期間で開発するの?

この質問はよく聞かれるのですが、短くて3ヵ月、長くて2~3年の期間をかけて開発しています。

開発期間が長くなる理由は様々なんですが、設備投資が必要だったり、レシピ開発に新しい技術を導入するために時間がかかったり。

ただ、これが難しいもので、「時間をかけた=売れる」ではないんです。

商品担当者は、「ここまで時間をかけたのだから売れるはず!」と思ってしまうのですが、お客様はシビアです。時間ではなく、お客様に響いたものが売れるのです。

ここが商品開発の奥が深いところですね。

今後、商品開発者が陥りやすいマインドもお伝えしていきたいと思います。


最後に

本日も貴重なお時間を頂き、ありがとうございました。

今日は、商品発売までの流れをお伝えいたしました。

明日からは各工程の説明をお伝えしていきたいと考えています。

各工程ごとにいろいろなストーリーがあるんです。

もしよろしければ、何か聞いてみたいこと、ご要望、励ましの言葉など何でも結構ですので、コメント頂けると幸いです。





この記事が参加している募集

スキしてみて

サポートありがとうございます。 Note活動の活動費として使わせていただきます! ご質問もお待ちしてます!