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整理整頓にはお金がかかる

「ミニマリスト」が台頭し、それに関する書籍や情報が溢れている今日。少ないもので、豊かに暮らす。量よりも質。
ものをたくさん所有していても後ろ指をさされませんが、社会の雰囲気としてはミニマリズムが醸成されている気がします。

無印良品のポリプロピレンボックスをはじめとした、整理整頓系の商品が棚に並んでいます。各社がそれぞれに整理整頓グッズを売り出しています。
それに加えて、「見せる収納はダサい」「派手な収納はダサい」という、シンプルさを求める声も大きくなっています。

つまり、「ものの量を減らしつつ、所有しているものは目に入らないようにする」ということ。
だからこそ、無印良品のポリプロピレンボックスは、売れています(とくに後者の理由でしょう)。

じゃあ、いざ断捨離して整理整頓しようとすると、結構なお金がかかることに気付かされます。
たいはんのものはゴミ箱に捨てれば終わりですが、そんなものは毎週のゴミ出しで片付くこと。それ以外のもの、ようは粗大ごみを捨てるとなるとお金が必要となります。
粗大ごみ処分シール?をコンビニで買って、指定の場所で捨てなければいけません(各自治体によって、多少は異なると思います)。粗大ごみの大きさに比例して、処分シールの金額も大きくなります。

仮に粗大ごみを処分しきっても、残ったものの整理整頓が発生します。
適宜、収納ボックスを買ってきて、それに入れなければいいけません。買うのにお金がかかるのは自明ですが、お店までの交通費や配送なら送料がかかってきます。

総じて、処分と整理には1万円以上くらいの金額になります。家が広ければ広いほど、必要になる金額も大きくなります。
短絡的に言えば、ある程度の金銭的余裕がある方が行えうる行為です。無理してまでそれらにお金をかける必要性はありません。少なくともぼくはそう。だったら、オタ活で推しに貢ぎます。

整理整頓をしてスッキリしたとしても、引っ越し先で同じように収納できるかは分かりません。同棲したら?籍を入れたら?海外移住になったら?
あくまでも、いま住んでいる家で通用するだけであって、その後の生活で通用するとは限りません。

お金がかかる上に柔軟性も不明瞭な可能性がある。だったら、整理整頓しなければいいのでは?とも思うわけです。労力に見合った恩恵を享受できる、と言い切れないのではないでしょうか。

ですが、そもそもものが少なければ処分や整理整頓も不要になります。とはいえものを減らすには、お金がかかる……。
そのため、ミニマリストになるためには、メンタルよりもお金の方が足かせになります。いちどドカッと処分や整理整頓をしたら、「こんなにお金と労力をかけたからには、このままでいよう!」のサンクコストバイヤスでミニマルな生活をおくれそうですが。

まあ、ぼくはオタクなので、グッズを買い続けますけど(笑)

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