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読書好き=小説好き?

「読書が好き」「読書が趣味」と発言したら、「好きな作家さんはいますか?」の質問が返ってくることが多いのではないでしょうか。

ぼくも、読書が好きなんですと言われたら、具体的に何が好きなのかを聞くことが多いです。たとえば、具体的な作品名や作家さんとか。ぼくの場合、「相手は好きなマンガか小説がある。その作品名か作者さんを知りたい!」となります。
つまり、好きなジャンル等といった幅広い範囲を掘り下げることを考えていないということ。

なぜか「読書が好き=小説好き」の等式が頭に思い浮かんでしまいます。
読書とひと言で言っても、小説が好きな方やマンガが好きな方、ビジネス書が好きな方のように多岐にわたります。
だから、読書が好きの発言に対して、好きな作家さんや作品名を聞くのは、突拍子もない質問だと思います。

これが恋仲だったら、違ってきます。パートナーのことが好きの発言に対しては、具体的にどこが好きなのかを聞くはずです。
二の次に具体的な質問をしても、不自然ではありません。そもそも、パートナーという名詞自体が特定の人をさしています。具体的な存在に対して、抽象的で幅広い質問をするのは、ないのかなと。

読書という名詞を分解したら、「書を読む行為」になります。書だけで、なにか特定の物質を表すことはできません。書という単語を聞いて思い浮かべる書物は、人によって異なって然り。
だからこそ、読書が好き=特定の書物が好きと結びつけるのは、質問する側の一方的な押しつけになります。

読書が好きな方でも、特定の作家さんを追っていない方もいます。
はばひろーく読んでいる方とか、小説よりもビジネス書を読んでいる方がそうだと思います。とくに後者で特定の著者が好きなことは、滅多にないのではないかなぁと。ビジネス界隈で有名な方なら固有のファンがいるため、その例外になりますが。
小説のように「あの人が出版したから、絶対に買う!」ではなく、タイトルや内容をざっと把握して、自分に役立つなら買うのが大半でしょう。

ちなみにぼくが好きな作家さんは、米澤穂信さんです。小学生のときに、たまたま「氷菓」を読んで、小説っておもしろい!と感じて以来、作品を読んでいます。今期のアニメである「小市民シリーズ」の原作者さんでもあります。絶対に視聴します!

読書が好きと伝える際には、好きなジャンルも言うのがいいと思います。こっちから積極的に情報提示した方が、話が弾むはずです。
逆にこっちが質問側になったら、いきなり好きな作家さん等を聞かないで、徐々に具体的な内容を聞いていけばいいです。


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