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分かったふりをしない。自社の社長インタビューで気を付けたポイント。

自分がいる会社の社長についてだから、ある程度分かっている「はず」。
自社の社長インタビューを複数回担当して気づいた自分の思い込みです。
自社についてだからこそ「分かっているようで分かっていなかった」部分は多く、思い込みに囚われずコンテンツを作らないとなあ、と思いました。
通常のインタビューでも気を付けてはいますが、自社についての取材だとより発生しやすい印象があります。

「分からない」に素直になる。

先日社長インタビューを担当しましたが、取材中に「あれ?」と感じたポイントがいくつかありました。使っている言葉のニュアンスや定義など微妙に違和感を覚えたのです。
毎回立ち止まり「こういう意味ですか?」「僕はこういう認識ですが、合ってますでしょうか?」「ここまでは分かりましたが、もう少し詳しくお聞きしてもいいですか?」と「分からない」になるべく素直になって質問をしました。

自社のことと言えど、取材主旨に沿ってある程度はリサーチしています。
ここで「分かったふり」をしなくてよかったと振り返って思います。
社長への取材の場ですが、後輩も同席していました。「そんなことも知らないのか」「自分の会社なのに理解が浅い」と見栄を張り細かい違和感をスルーしなくて本当に良かったです。

通常の取材でも「分からないことは真摯に素直に質問する」は心掛けていますが、自社の社長インタビューだと構造的に起きやすい課題かもしれません。

自社のことだから分かっている思い込み

自分が所属している会社や社長についてはある程度知っている「はず」。この思い込みが違和感に対する感度を鈍らせ、ズレの要因になります。

僕自身も社長のSNSや社内の発言を遡って取材には準備してますが、どうしても見えない部分が多々あります。加えて経営者なので、顔が広く様々なジャンルからインプットしており日々社長自身が変化しています。
しかもその変化のスピードも速いんですよね。先週言っていたことと全く違う発言になっているのも、日々得た情報からその瞬間の最適解を考えているからなんだと思います。

自社の社長と言えど、思い込みを捨てフラットな立場で取材をする。通常のインタビューと何ら変わりはありませんが、どうしても思い込みが発生しやすい構造だと思いました。

前提条件や言葉の定義に気を付ける。

インタビューを受ける側の社長としても、同じ会社の人間が相手なので前提条件を割愛する場合があるかと思います。
お互いに「分かっているはず」の思い込みがズレを発生させます。
社長本人は普通だと思っていても、僕からするとかなりのスピードで変化されています。話が進んだタイミングでも、インタビュー中に戻って確認したポイントがありました。
この確認は「分からない側≒取材側」にしか感じ取れないので、よりフラットに素直にかつ鋭敏でいれる聴き手であろうと思いました。

簡単にまとめるとこちらになります。

・分からないことは素直に聞く。
・言葉の定義や前提条件に気を付ける。
・普段から社長のSNSや社内での発信に目を通しておく。
・カレンダーを見て予定や行動を把握し、社長の頭の中の前提条件を仮説でいいので捉える。

通常の取材と変わりない部分もありますが、より自社の社長インタビューの場合はより自覚的になろうと思います。

GCストーリーのnoteでは社長インタビューを掲載しておりますので、ぜひとも読んでいただけると嬉しいです!


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