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哀れなるものたち【映画レビュー】

評価(※超主観的)

グロさ ★ ★ ★ ★☆
ストーリーの斬新さ ★ ★ ★ ★ ★
衣装の可愛さ ★ ★ ★ ★ ★

感想:セットの世界観、衣装、ストーリーなどとにかく全部が新体験

予告で出て来たときから衝撃だった。絶対変な映画だなぁと思っていた。(褒めてる)

そしてついに映画館で見れた!!!
結論、今までに見たことのないストーリー、世界観、衣装で斬新の極みだった。

好みははっきりと分かれると思うし、大衆受けする内容ではないかな。
特に日本人ウケはそこまでしなさそう。(個人的感想)
でも、今年のアワードでノミネートされまくってるのも理解できた。今までにない全く新しい映画。

映画の最初はモノクロで途中からカラーに切り替わる。
これもまた斬新。

個人的には衣装がめっっちゃ可愛いと思って、主人公のベラ(エマ・ストーン)が着ている服を自分も着たくなった。
ベラとダンカン(マーク・ラファロ)のダンスシーンのブラウスとスカートなんかは特に可愛い。

前評判通り、性描写はめっちゃ多いしまあまあグロなシーンもある。
(とはいえ、グロシーンはたまにシュールすぎてかなり笑えたから好きだった。笑)

でも、全体のストーリー自体は性の目覚め、女性の社会進出、職業差別などを直接的な表現と隠喩的な表現を組み合わせて上手く表現していると感じたし、描き方が新しくてそこは好きだった。

最近ありがちなポリコレを意識しすぎたような描き方でなくてよかった。
あと個人的には、意外とバービーよりも現実の社会問題(性差別など)をより厳しく突きつけていると思った。

ただ、映画冒頭あたりのベラの幼稚さ(脳内赤ちゃんだから仕方ないのだが)が、どうしても好きになれなかった・・・。
あえてちょっと「え・・?」って映画を見た人が思うように、ベラのキャラクターは作られているんだろうとは思うが、あまりベラというキャラクターにハマれなかった・・。

映像自体もすごく面白かった。魚眼レンズだったり、かなりのワイドアングルだったり。
この映画の撮影監督がインタビューを受けていたので見たけど、すごく興味深かった。
カメラや撮影技術の詳しいことはわからないけど、この映画では4ミリレンズという、かな〜り広角のレンズを使っているらしい。
普通の映画では、よっぽどの広角レンズ使ったとしても6ミリレンズらしく、それだけこの映画の撮影は特殊だったみたい。

※撮影監督 (cinemaphotographer)のインタビューはぜひこちらから


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