見出し画像

今更パラサイトを見ました【映画レビュー】

感想:ストーリー展開がめちゃくちゃ面白い

今まで見たことのないストーリー展開でおもしろかった。
最近ホラー系をよく見ていたので、グロ耐性も少しついていたからその点はよかった(笑)

映画全体で絶妙な笑いとシリアスさがあって、余計に面白く感じた。

韓国には行ったことがないので、街並みなども個人的には新鮮だったし、そもそも韓国語が聞き慣れていなくて不思議な感覚だった。
(韓国映画はなぜか今まで見たことがなかった)

「パラサイト(寄生)」は本当に貧困だけが要因なのか?

※以下ややネタバレを含みます




パラサイト(寄生)というタイトルの通り、半地下の家に住んでいる金銭的に貧しい家族が、裕福な家庭にどんどん入り込んでいく話。

その入り込み方が、結構卑劣。

主人公一家は、その裕福な家庭にもとから仕えていた運転手や家政婦を意図的に貶めることで、自分たちが代わりにその職を得て家に仕える。

この映画を観たあと、数時間にわたっていろんな考察・レビューを読んだ。
ほとんどの考察・レビュー記事は、「パラサイトは韓国の格差社会をありのまま描いている」と言うような内容だ。

もちろんその一面はあるのだろうが、私は少し疑問に感じた。

貧しければ、犯罪(身分偽装、監禁、暴行etc…)をしても許されるのか?ということ。

映画内では、一応パラサイトした挙句に犯した罪で主人公一家は裁かれている。(数人は亡くなる)

私の読解力の問題かもしれないが、考察記事などを読んで感じた私の違和感は以下だ。

裕福な家庭に犯罪を犯しながらパラサイト(寄生)する主人公とその家族たちの行動の異常性を指摘する考察・レビュー記事が少ない。

貧しい(本人の望みで貧しくなったわけではない)=犯罪を犯しても良い(同情を買う)だけの意見が上がるのは違う気がする。

犯罪は犯罪でしょ(笑)

そして、自身が貧しいからといってこの映画の主人公一家のように周りを貶める人ばかりなのか?

それも違うと思う。

どうにもやるせなさを感じて今の生活に絶望してしまう人はいると思う。
でも、実際に周りを貶めて犯罪に走るか否かは、結局本人の意思と人格だろう。

正直な感想を書こうと思った時に、私はこのような意見を持った。

この記事が参加している募集

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?