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イニシェリン島の精霊【映画レビュー】予想外の展開により考察必須

評価(※超主観的)

映像の綺麗さ ★★★★☆
わかりやすさ ★☆☆☆☆
グロさ ★★★☆☆

感想:監督の意図を汲むには考察必須

見終わったあとは「なんの映画だったのか・・・?」となった。映画の言いたいことが全然分からなかった。予想外の展開だった。
見終わった後にYoutubeで町山さんの解説動画を何回か見て理解した(笑)

映像が綺麗!アイルランドでオールロケだったような・・。(すみません、定かでない。)とにかく風景が日本にない感じの雄大さでとても綺麗

「イニシェリン島」という架空のアイルランドの島が舞台。その島に住む2人の親友同士の中年おじさんの話。ある日突然、おじさんの片方(コルム)が彼の親友(パードリック)に「絶縁宣言」をする。
コルムは「次お前が俺に話しかけたら俺は自分の指を切る」とかなり過激なことを言って、パードリックを遠ざけようとする。

何十年も一緒にいた親友に急すぎる「絶縁宣言」をされたパードリックは「なんで!?僕に何か悪いことした??」と混乱して、余計コルムに話しかけて付きまとうようになる。

映画の最初は、おじさんたちが喧嘩してるだけのほのぼのした映画かなと思いきや、どんどんコルムの言動が過激になっていておやおや・・と雲行きが怪しくなっていく。
※ホラーとかでは全くない

この映画自体がある「メタファー」になっているらしく。
何のメタファーかはここでは言及を避けるが、直接的な表現ではなく別の形にして言いたいことを映画で伝えるマーティン・マクドナー監督はすごいなと思った。

脇役だがバリー・コーガン(ドミニク役)がいい味出してた・・。

“Well, there goes that dream…”

ドミニクのこのセリフが映画の中でも1番印象に残っているし、世間的にもやっぱりそうみたい。
(ゴールデン・グローブ賞でのバリーの紹介ビデオもこのセリフのシーンが切り抜かれていた。)

p.s.
バリー・コーガンのゴールデン・グローブのスピーチが個人的に好き。
気取ってなくて、シンプルでいいメッセージだなと思った。(個人的好みのバイアス入ってます)
アイリッシュアクセントが強くて何回も聞き直したが(笑)



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