見出し画像

令和6年度 診療報酬改定 ~ICTを活用した医療と介護の連携~

6年に1度となる診療報酬と介護報酬の同時改定において、高齢化の進展に伴う在宅医療のニーズの高まりを見越し、「在宅医療情報連携加算」「在宅がん患者緊急時医療情報連携指導料」「往診時医療情報加算」等において、情報通信技術(ICT)を活用した医療と介護分野の連携を推し進めるべく報酬体系の見直しが行われました。

今回の改定で医療介護情報連携プラットフォームであるPubcareの利用によって加算が算定できる事を予想しています。
現時点公表されている情報に基づいて、ICTを活用した医療と介護の連携に関してお話をさせて頂きます。

■往診時医療情報連携加算

Pubcareはエリアや施設をまたいだ患者情報の共有・編集及び連携を行えるICTツールであるため、Pubcareによる連携体制を構築している場合、「他の医療機関が訪問診療を行っている患者に対して、在支診及び在支病が往診を行った場合」でも、診療情報や急変時の対応方針についての最新の情報を円滑に共有することが出来ます。
主な使用機能としては、『患者データ(サマリー)』及び帳票機能になるかと予想します。
これらの機能とチャットを組み合わせてご利用頂く等して円滑な患者情報連携を行って頂くことが可能となり、加算の算定も可能となることが予想されます。

約153項目が集約されている「患者データ」
「患者データ」に集積された情報から各帳票を作成することが可能


■在宅医療情報連携加算

在宅医療情報連携加算に関しても、主な使用機能としては、『患者データ(サマリー)』及び帳票機能になるかと予想します。
『患者データ』には、薬剤情報を入力できる欄がありますが、PubcareはPHRを起点としているため、例えば、患者さんが処方箋についているQRコードをPubcareアプリを通して読み取って頂くことで、患者データの薬剤情報も最新の情報に更新され、Pubcareで連携体制を構築している施設間では、同じ患者さまの最新の医療情報を瞬時に確認・共有することが出来ます。


Pubcare appお薬情報


上記Pubcare app情報がPubcare pro「患者データ」における薬剤情報欄に反映


■在宅がん患者緊急時医療情報連携指導料

PubcareにはACPの場等でご利用頂くことを想定した「大切にしたいこと」を記録し多職種間で共有できる機能があります。この機能の利用により「在宅がん患者緊急時医療情報連携指導料」を算定することが出来ると予想しています。
また、こちらの機能は弊社PHRアプリにしかない機能であると認識しています。

Pubcare appにおける「大切にしたいこと」
Pubcare appにおける「大切にしたいこと」が反映されたPubcare pro画面


本日は、国が推し進める情報通信技術(ICT)を活用した医療と介護の連携についてお話させて頂きました。
今後も我々は圧倒的現場感でPubcareを医療介護従事者と患者さまのニーズにお応えするプロダクトとしてまいります。

診療報酬改定に関する情報はYouTubeでも配信しておりますので、合わせてご覧ください。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?