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病んでいる時こそ人に会うべきという話【就活】

このnoteで伝えたいことはただ1つ。タイトルにもある通り、

病みは人と会うことで軽減される

ということである。僕の経験をお話ししたい。

原体験

 時は大学3年生に遡る。僕は教材制作などの編集者を志望して就活をしていた。編集者は募集人数が極めて少なく倍率はとても高い。さらに募集している企業を少ない。

 そんな中、就活開始当時の僕はどうにかなるだろうと慢心していた。今、回顧すればTOEIC865点を持っていたことで根拠のない自信を持ってしまっていたのだと思う。

 結論から言うと僕は編集者になれなかった(今でも編集者になりたい)。かすりもしなかった。最初の面接で落とされるのがほとんど。面接がすこぶる苦手だった。

 時が経つにつれ、終活(就活が終了)する友達が増えてきた。instagramのストーリーズが盛り上がり始めたのもこの時期。内定がないことで精神的に不安定になった。

 唯一心の救いだったのは、コロナ禍で大学の授業がオンライン化されたこと。つまり友達に会わなくて済むということだ。内定が出ていないことなんて誰にも言いたくなかったし、就活の話をされるのが怖かった。実際、この時期もバイトには行っていたのだけれど、仕事が終わったらすぐ帰っていた。

 僕の就活の概略はこんな感じ。詳しく知りたい方はこちらを参照されたい。
(参照されたいって言ってみたかった。専門書によく出てきてかっこいい気がする)

では、なぜ病んだ時には人と会った方がいいのか。

 それは自分の基準が人とかけ離れている可能性があるから。人に会わないと自分の基準で判断してどんどん病んでいってしまう。人と会うと、自分の基準が偏ったものだと気がつけることができる。
「案外みんなもこれで悩んでるんだあ」とか。
僕にとってそれだけでも、だいぶ心が穏やかになる。ひとりじゃないんだと感じることができるから。

就活当時の僕は誰とも会わないほど塞ぎ込んでいたけれど、就職先が決まった後に僕からご飯に誘った。その際に就活で病んでいたけど相談できなかったと打ち明けた。それに対しての言葉は今でも決して忘れることはない。

「そんな(気を遣うような)間柄じゃないでしょ」

この言葉は一生忘れることはないんだろうなあ。

僕の性格の話

 僕は理想が高く、完璧主義的なところがある。だから失敗は周りの人になるべく見せたくない。でもそんな完璧な人間なんていないんだよなというのが最近感じていること。性格が変わりつつあるのかもしれない。今まで目指していた完璧な人は、逆につまらない人なのでは、とさえ思う。自分のミスをさらけ出して生きたい。
 最近、黒歴史を聞くYouTube動画を見るのだけれど、大体みんな黒歴史を持っている。もちろん持っていない人は編集でカットされているから全員が持っているわけではない。でも僕の黒歴史は黒歴史がないことだ。今まで過ごしてきた無味乾燥な人生から脱却して黒歴史を作ってみたい。ここに書くことで自分を鼓舞できたらいいな。もっと自由に生きていいんだよ。
 人って意外と完璧じゃないんだよなと感じたエピソードとしては恋愛関係の話もある。周りの人で恋人がいるのにマッチングアプリで他の人と遊んだり、周りの人を次から次へと口説いたり、本当にさまざまな人がいた。

完璧な人って存在しないんだよなあ。

まとめ

話がずれた気がするので、最後に伝えたいことを要約する。
・病んでいると自分の基準で全てを判断してしまうけれど、その基準が世間的な基準とかけ離れている可能性があること
・自分の殻に閉じこもっていると気がつかないけど、意外と周りには自分では考えられない人もいること
・どんな経験であれ、経験をすることで人生に厚みが出ること
・もっと自由に生きたい

僕がもし、就活生に戻れるのであれば内定がないことを笑い話にして友達に話したいな。間違いなく心が楽になったと思う。

このnoteが誰かのためになったらそれほど嬉しいことはない。

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