はじまりはベーシックインカム


2018年11月4日に、モルフォジェネティック・フィールドで『のさり』を受信してから、次に受信したのが『ベーシックインカム』で、その後熱心に『ベーシックインカム』について勉強をはじめる。
カナダで実際に行なわれていた『ミンカム』や、日本での『ベーシックインカム』導入の可能性や実現する際の運用シミュレーションなどを知るうち、公的な『ベーシックインカム』がはじまるのをのんびり待っていられない気持ちになり、じぶんでも何かしら行動を起こそうという気概を持つことになる。
これが後の創業スクールへの参加へとつながっていく。
これぞ、躁状態の為せる技、という感じだ。

以下は、とあるメールマガジンの発信元にわたしが返信したメールである。
日付によると、2018年の12月のことだった。
ビジネス系のメールマガジンだったのだが、単にお金を稼ごうというものではなく、本質的な顧客満足のために、を謳っているような雰囲気に惹かれて登録した。

<宿題>
■あなたの世界観はなんですか?
―これに答えたものである。一年前のじぶんがこんなことを考えていたのか、と愕然としながらも、根幹部分ではやっぱりわたしである、ということが興味深く、こうして書き残しておこうと思った次第。

ここで言う『世界観』とは、世界・自分・顧客・商品をどう見ているのか?というもの。そして、『世界観のあるビジネス』というのは、何らかの悪を定義した時に、その悪に対抗する新たな方法を提示することで、顧客にとっての悪を消し去る新たな価値観を伝えるもの。
そこで、まずは『顧客と共通の悪の存在は何か?』を考えよう、という流れがこのメールの前にある。
そして、以下のメール。


<宿題>
■あなたの世界観はなんですか?

<宿題 回答>
わたしの「社会に幸せの循環をつくる」世界観を聞いてください。

わたしにとっての悪は
・個人利益の追求
・所得格差
・貧困
・非効率、非人道的な労働
・鬱
・家庭不和
の原因となるものであり、それがわたしの顧客にとっての悪である本来「手段」であるはずのお金が「目的」になっている
極度の「お金信仰」です。

わたしの信念は、この「お金信仰」があらゆる問題の原因であり、多くの人々を苦しめる悪とさだめ、これを世の中から無くし、人々がお金を求めるのみに時間を費やすのではなく、自分の価値を高めること
それによって自己実現することに目覚め、社会に幸せの循環をつくるというものです。

過去に情報商材やネットワークビジネス、高額セミナーの被害にあった顧客、やりたいことがいつの間にかお金を稼ぐことになってしまっている顧客を対象に
「自分を理解し、やりたいことをやるために」
をテーマとしてワークショップを開催します。
―本来どのような志があるのか、それを辿れば目的は決してお金ではないはず。

お金を求めているとして、ではそのお金を何に使うのかということに注視すれば本当に求めるものが見えてくる。

「自分の作品を多くの人に認められたい」
「自分の作った料理で人を笑顔にしたい」
それならば、あなたの求める報酬はお金ではなく賞賛の声や笑顔ということになる。

その報酬を受け取れるよう、自分の価値を高めることやそのための環境をつくることに使われる「道具」がお金である。そのような新しい価値観を提示します。新しい価値観に目覚め、自己実現へと顧客が動いたらそのためのサポートをします。
サポートの財源の一部は顧客本人の働きとします。

お金を報酬とせず、
「自分の得意なことで人を喜ばせる」
「仲間に必要とされ、認められる」
といった根源的な幸せを報酬としたコミュニティの中で活動することでボランタリー経済をまわします。

自己実現に必要なスペースやツールをシェアすることで個人負担経費は最小限に抑えられ仲間と協働して得た利益は再分配します。

作業と発表のスペース。
シェアできるアイディアとツール。
互いの自己実現を報酬として協働する仲間。
さらに生み出した利益の再分配と仲間のネットワークによる生活全般のたすけあいで安心・安定した生活を送ることができます。この仕組みは第二の新しい価値観「小規模ベーシックインカム」です。この「小規模ベーシックインカム」でムーブメントを起こし政策としてのベーシックインカム制度導入を刺激する考えです。
わたしの核となる目標は「ベーシックインカム制度の導入を早める」こと。

これにより生活のためにお金を稼ぐということが無くなり生理的・安全欲求は誰もが満たされている状態のため人々は次の次元の欲求を満たすために時間を使えるようになります。物的欲求でお金を求めることが減るので粗悪品は作られなくなり、「手っ取り早く稼ぐ」や「不労所得」を謳った悪徳商法も対象者がいなくなるために無くなります。人々の意識レベルが上がり、世の中は良い方向へまわりはじめます。

以上が、わたしの世界観です。
(2018/12/12 22:25)


ここに至るまでに参考にしてきたものとして大きいのが
『マズローの欲求5段階説』である。

マズローの欲求5段階説

引用:https://www.jimpei.net/

そもそも「なんのために生きているのか」という哲学的な問いに目覚めたわたしは、『のさり』以降、考え続けた。
そして、「生きている意味は分からんがしあわせになった方がいいんじゃないか」というひとつの答えを出した。
では、『しあわせ』とは?
と考えるとここに帰結する。『マズローの欲求5段階説』である。
欠乏欲求を抱き続ける中では、人は満足することはなく、永遠に『しあわせ』にはなれないので、次の次元の欲求、自己実現を目指せばいいのではないか、と考えた。

そして、同時に現れてきたのが『しあわせ』を阻害する大きな壁『資本主義経済』だ。
これに立ち向かおうとして『ベーシックインカム』を学んだ。
平たく言うと『やりたいことをやりたいようにやる』が自己実現である。
これを阻むのが『やりたいことをやりたいようにやっていたら食っていけない』という状況で、これを生み出しているのが『資本主義経済』だ。

『食っていけない』という言葉はいつの間にか『お金を稼げない』ということを表すようになっていて、『お金を稼げない』と文字通り『食っていけない』ことになる。
生きるために食うということの間に『お金』が割り込んでしまった。
ということは、『お金を稼げない』と死ぬ。
だから、『やりたいことをやりたいようにやる』自己実現を多くの人が目指せない。お金で買える『しあわせ』は欠乏欲求なので、満たされることは永遠にない。『しあわせ』になれない。そして、死ぬ。

この時のわたしは、『しあわせ』を阻害し、多くの人々を死に至らしめている『資本主義経済』を悪とさだめ、自己実現への道を奪い返すための改革の狼煙をあげたのだった。
その戦いの模様は、少しずつ、また今度。

2019/12/04 11:29

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