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全自動コーヒーマシン 『BONちゃん』改め『Alexis』

本日もわたしたちソワカとミロクが日頃よりお世話になっているかけがえのない存在であるマシンの数々を紹介いたします。
今回はその第二弾として、「全自動コーヒーマシン」をご紹介!
ウツワの正式名称は「ウツワ おむすびブリトーCAFE」です。そう、実はカフェなんです。カフェにはなくてはならないコーヒー。またもや、これ無しではやってこられませんでした。それでは少々お付き合いくださいませ。

コーヒー大好き

ソワカがローフードやベジタリアン食を実践している時はは1日に何杯も飲むほど好きだったコーヒーを絶っていました。19世紀のアメリカの医師たちによって体系づけられた健康哲学、ナチュラルハイジーン的考えによるとコーヒーは控えるべき食品の一つです。コーヒー断ちも続けるうちにだんだんこれもと悪くない、と思うようになっていました。

当時、ミロクはカフェ大国オーストラリアにいたので帰国前に会いに行きました。一日中歩き回るのでもちろんのこと「お茶休憩」を挟みます。ミロクは大のコーヒー党。さまざまなお店を紹介してくれるのですがどこもオシャレ!でもその決め台詞は「ここコーヒー美味しいよ」です。コーヒーは摂らないようにしていたのですが良い香り...「デカフェなら!」と飲むことにしました。どこへ行ってもデカフェがありました。さすがオーストラリア!しかし、だんだんともう良いんぢゃないか...と思うようになり、遂にコーヒー(カフェイン入り)を!やっぱり美味しい!全然違う!もう一気にコーヒー断ちとはおさらばです。

ミロク、カフェ大国でカフェJOB修行

オーストラリア・シドニーに2015年から1年間留学していました。留学あるあるですが、人気の仕事・職種は、カフェ店員やオフィスワーク。カフェはバリスタへの憧れが強いことが挙げられるかなと思います。渡豪前、ソワカが飲食関係の仕事を立ち上げると言っていたちょうどその時。「あぁ〜わたし多分手伝う時にカフェの仕事経験しておいた方がいいな」と予感がして、世界有数のカフェ大国オーストラリアにいるわけですし、カフェジョブに挑戦することにしました。(倍率が高く、なかなか働くことが難しいのですがわたしは運よく採用!)

働いていたカフェはローカルのこじんまりとした店舗。コーヒー作りから、フード調理から、ありとあらゆることをしないといけないオールラウンダーです。わたしの海外放浪記はどこかで紹介できればと。

断言します。世界で一番美味しいコーヒーが飲める国それはオーストラリアです。帰国した友人たちも「オージーのコーヒーが飲めないことが辛い」という程。

シドニーでカフェに目覚め、毎日カフェ巡りを決行し、好みのコーヒーを見つけることが至福の時間でした。ただ、同じカフェでもバリスタによって全く味が異なります。シェアハウスのオーナーが人気のバリスタでしたが、その人は毎日安定した味を再現できるとしてファンがつくほど。それくらいコーヒーは繊細なのです。同じ人でも味が安定しないですし、その世界は本当に奥深く、また大変魅力的です。

わたしも少しバリスタをする機会にも少しですが恵まれました。...がやはり毎度毎度味が安定しない。次々来るオーダーによって優先順位をつけ、ミルクを効率良くスチームする。ラテとカプチーノはフォーム量が違いますがその差もきちんとつけて...超大変!これを自分でできるようになるまではかなり修行が必要。そして結果できず。留学を切り上げて帰る予定にしたこととオーナーと喧嘩してカフェJOBを辞めました。(その話はどこかでしたいところ。)

ソワカ、コーヒーを学ぶ〜Alexisとの出逢い

開店前の、遡ること1年前にご縁あってコーヒーについて学ぶ機会がありました。コーヒー豆、原産国、味、ブレンド、焙煎、ドリップの仕方、エスプレッソマシンでの入れ方、ラテアート...本当に多岐にわたる体験でした。豆や入れ方によってこうも味が変わるのかと初めて体感したのもこの時です。(その時の経験もまた機会があったらぜひnoteにまとめたいと思います)

「飲食店をするならコーヒーは絶対美味しくないと!」とも思いました。ただ、せっかく美味しいコーヒー豆でも入れる人によって大きく味が変わることを知ってしまってからは”何でもいい”という選択肢はありません。わたしが一から勉強してコーヒーを提供する?バリスタの方に入って貰ってコーヒーを提供する?そんなことも考えていました。その当時、飲食店という枠組みしかできてなかったのでメインの商品、例えば、定食なのか、お惣菜なのか、パンなのかすら決まっていません。一度真っさらにして、いろいろ考えた結果「おむすびブリトー」を提供することとなり、わたしがコーヒーに時間を割くことも、バリスタの方を迎え入れることも非現実的である、という考えに行き着きます。

しかしやはりコーヒーは提供したい。しかも味のバラつきがなく、美味しいものを!そんな時、これまたご縁あって某コーヒーメーカーの方とお話しさせていただく機会に恵まれ、展示会へお邪魔することになります。全自動コーヒーマシンとの出会いです。
数多くのコーヒーマシンがありましたが、実際にコーヒーをいただいてみるととビックリ!これが美味しかったんです。また、取り扱いも簡単だとのこと。それまでは”人が”入れるものの方が美味しいという先入観?があったのですが、その考えが変わりました。
ご来店いただく方に「いつでも美味しいコーヒーを提供することが1番である」と思います。人によって、日によって違ったのではガッカリです。
その時に出逢ったのが今お世話になっているAlexisです。

BONちゃんからの改名

BONちゃん...これが彼の名前でした。というより、こう呼んでいました。何故ってBONMACというメーカーのマシンだから。BONちゃんという名前の響きからなんとなく男性イメージがあったので彼キャラとして活躍していました、最近まで。一日に一度必ず洗浄しなければならないのですが、少し時間がかかります。手間がかかる末っ子キャラとしてBONちゃんと呼んでみると非常に可愛らしく、気に入っておりました。

初めの頃は順調に動いてくれていますし、営業時間中に何度も定期的に自動でミルク洗浄してくれます。ところがここ最近、何だか様子が変わってきました。営業時間中に20分も自動洗浄する事態に!お客様にカフェラテをお出ししなければならないのに〜。また、1日1回のお手入れ中、2回目のおかわりと言わんばかりに洗浄に失敗し、再度洗浄するよう指示してきます。「(ドラえもんの)しずかちゃんか!」そうツッコミを入れたくなるほどキレイ好きです。キレイ好きに越したことはないのですが、洗浄にはかなり時間が取られますので急ぎの時の洗浄いやシャワータイムはご勘弁。そんな経緯もありお風呂大好きキャラといえばしずかちゃん。BONちゃんは「彼」でしたが、「彼女」に変更することになりました。名前はやはりBONちゃんから一新し変えたいところ。検討を始めました。

アメリカのドラマ「アグリーベティ」はご存知でしょうか?このドラマはメキシコの人気ドラマのリメイク版です。
その中の登場人物で私たちの好きなキャラクターAlexis(アレクシス)から名前をとりました。彼女はAlexという男性として生まれましたが、性同一性障害で事故をきっかけに性転換手術をし、Alexisとして本来の姿を取り戻していくというもの。この登場人物の凛とした姿勢が好きだし、何よりもお美しい!彼女が名前を改名した経緯がある為、BONちゃんもといAlexisとして等身大の全自動コーヒーマシンになってもらいたく改名することとしました。めでたし、めでたし。心なしか名前が変わってからはトラブルが少なくなったとか、なっていないとか。要は心の持ちよう。

実はBONMAC Jr.略してBON Jr.(ボンジュニ)がBONちゃんを襲名しました。この子の話もまたどこかで。

おわり


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