まゆみちゃん

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最近の記事

筋肉は裏切らない

入院中に1度だけゆっくりと主治医と話した。「太ったから点滴も入れたくない。」「健康になりたくない。」などワガママ言いたい放題やりたい放題な回診だった。主治医はポツリと「思ったより重症だなぁ…」と言った。 「運動をしたい。」と私が言うと、主治医は急にテンションが上がり、「じゃあやってみる?」とすごく楽しそうに話し始めた。リハビリ室を借りて、初日は手の空いている内科医を1人連れてきた。その先生もノリノリでついていけるか少し不安に思った。 1日目。リハビリ室を借りて、手の空いて

    • 低カリウム血症 入院

      24日木曜日に、再度受診をした。カリウムの数値は2.4から2.8まで上がっていたが、低カリウム血症と脱水症と神経性食欲不振症で内科に入院となった。 今日で入院して3日目。ひたすらに眠たい。眠っているだけでもお腹は空く。しかし食欲はない。食べようとも思えない。主治医は「普段食べない人がいきなり食事を摂ると危ないから」と、アイソカルという100mlで200kcalもあるジュースと点滴で過ごしている。 これがまた濃厚で胃に重たく溜まる。経口摂取はアイソカルのみ。 カリウムが入

      • 低カリウム血症 再発

        今日、臨時で内科を受診した。主治医に1ヶ月半振りに会ってきた。第一声は「また痩せた?」だった。 診察室に入り、入院中の採血結果を渡して軽く説明をした。「カリウムの値がかなり低かったんですけど食事だけで改善しました。」と言いながら、電解質バランスを指差した。主治医の表情が曇る。入院時採血でカリウムが2.5しかなかった。基準値は3.5-5.0。かなり危険な状態だった。体重も測らされた。昨年6月から10kg以上痩せていた。いつも根性論を押し付けて、何でも運動と食生活で改善するよう

        • 田舎のニート

          私は今、親のスネを齧ってニートをやっている。響きのいい言い方をすると、「家事手伝い」、「農家」だ。好きな時間に起きて、用意されているご飯を食べて、温かいお風呂に入って、好きな時間に眠りにつく。だがそんな生活にもそろそろ限界を感じていた。「甘えている」という意識が強く、常に焦燥感に襲われていて、毎日のようにパニックを起こして泣き叫んで暴れている。 それでも機嫌と調子が良い日は、決まって祖父母と一緒に朝食を食べ、洗濯物を干して縁側で雑談をする。そして9時を過ぎる頃になって祖母

        筋肉は裏切らない

          摂食障害治療と入院

          昨日、県の摂食障害拠点病院に受診をした。結果から言うと、「与えられた宿題ができないなら入院」だった。 私の場合は、過食や拒食だけでなく嘔吐もあるため、治療して治るまではかなり時間がかかり難しいそうだ。体重が増える事、カロリーを摂取する事、食べ物を胃に留めて吸収する事、いろんな事が恐怖の対象になっている。1人前が分からない、栄養状態が悪く身体が飢餓状態のために脳が食べ物を欲するなどのいろいろな原因があり、過食を引き起こすらしい。常に恐怖心と戦う事は心身共に疲れてしまうため早

          摂食障害治療と入院

          太っている事は悪い事なのか

          赤ちゃんの頃から太っていて、10ヶ月で10kgあった私は、ずっと皆から「太っているね」と言われ続けてきた。自分が太っていると自覚したのは、保育園の年長さんになってから。「まゆみちゃんは犬食いだから太ってるんだよ!」や「え!そんなに体重あるの?!太ってる!」など、具体的な指摘をされた。それからは「私は太っているんだ」という考えが頭から抜けなくなってしまった。そして高校2年生で摂食障害になった。 摂食障害になり、過食嘔吐が始まった。高校時代は寮生活だった為、好き放題できた。イ

          太っている事は悪い事なのか

          正しいが分からない

          私は小さい頃から「正しい」が分からなかった。周りの人の大多数がやっている事が「正しい」事なのかもしれないと思い、一緒にやっていた。それは今考えれば、どちらかと言うと「間違い」だった。 私がやっていた事が初めて間違いだと思ったのは、小学1年生の頃だった。クラスに多分発達障害を持った子がいた。ワガママな子がいた。そんな子達を皆で悪口を言っていた。持ち物を汚い物のように扱っていた。それを見た先生が注意をした。それからは私がやっている事は全て間違っている様な気がして仕方なかった

          正しいが分からない