武道ってなに?

こんにちは。武道のオンライン講座をやっています。うつのみやと申します。武道の未経験者や初心者に武道を知ってもらいたくて始めました。

未経験者・初心者に武道を指導しようと思ったところ、武道ってなんですか? という質問がたびたびありました。そこで武道についてざっくりとまとめてみようと思いました。

まず、「武道って空手?」って聞かれたりします。武道がそもそも何を指しているかわからない。まずそこから説明していきたいと思います。

武道は、柔道・空手・合気道・空手・剣道などの総称を言います。

日本武道館では定義されているようですが、相手と戦う技術(戦闘技術)を学ぶものだと思って貰えればよいと思います。

また武術という呼び方をすることもあって、人により定義に幅がありますが、だいたい同じものだと個人的には思います。

私は武道を習ってそこまで長くはありませんが、今回は武道の中でも比較的身近な柔道、空手、合気道、剣道について簡単に説明したいと思います。

柔道

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​オリンピック競技でもあってほとんどの人が知っている武道ではないでしょうか。

主に相手を投げる技を中心に学びます。パンチやキックいわゆる打撃は使いません。また相手を投げる以外に、相手を寝かせてからも抑え込んだり、腕関節を極めたりします。(関節技)

空手

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こちらも聞いたり見たことある人が多いと思います。

こちらは投げはあまり使わず、突き(パンチ)・蹴り(キック)の技術が中心です。柔道と異なるのは、流派があってその流派によって学ぶ事がかなり異なります。型を中心に練習したり、試合を中心に練習したり流派によりスタイルは様々です。

合気道

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自分が一番長くやっていた武道でもある合気道です。これはイメージがしにくい武道だと思います。

合気道の特徴は力の使い方と左右に動く体捌きです。柔道、空手がそれぞれ投げ、突きを特徴とするのに対して中々本質が伝わりにくい武道だと思います。基本は投げ技中心なので、柔道と何が違うのかは習ってみないとわからないかもしれません。

合気道のみ、わかりにくいので動画を載せておきます。


剣道

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柔道と同様、学校の授業や部活に取り入れられていることもあってこちらもメジャーですね。

特徴は武器(竹刀)を使う武道です。投げや突きは使わず、竹刀で相手の面・小手・胴を打つ技を学びます。素手での武道とはまた違ったものがあります。

武道で大切な心

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ここまでは、各武道がどういう動きをするのかをざっくり説明しました。もう一つ武道を学ぶにあたって重要なことがあります。

それはです。

技自体は相手を倒すものです。ですがそれだけを身につけた人はどうなるでしょうか?例えば子供にパンチやキックを教えたらどのような行動をすると考えられますか?

おそらく、パンチやキックを試したくなり、遊びで使うようになる可能性が高いです。武道とは何も考えず力を使う人を創るだけなのでしょうか?

古来、武道は兵法(へいほう)と呼ばれました。ある武人はこのような言葉を残しています。

兵法は平法なり

つまり、武道とは日常のため、平和のためにあるものだと言っています。

相手を倒す技術を学ぶのであれば、自分をコントロールする術も一緒に学ぶ必要があると私は考えます。正しい武道では、単なる気合ではなく、きちんと自分の心をコントロールする技術があります。


まとめ

武道は相手を倒すための技術であり、目に見えて戦う時代は終わっており、あまり使えないと思われているかもしれませんが、武道の考え方、心の在り方は日常生活でも十分に活かせるものだと思います。

もちろん体を動かすので健康にも良いです。初心者は体の動かし方、ストレッチのような運動から始めるので、室内でもできて無理なく始められます。

この社会情勢の中、人の在り方が問われる時代になってきました。どのように生きていくか。それはサバイバルと言えるものであり、生きるための戦いともみることができるのではないでしょうか?そんな時代だからこそ武道から何かヒントを貰えるのではないかと思います。

今回はざっとメジャーな武道について概要を説明しました。細かく言うともっと付け足す部分があるのですが、だいたいのイメージを持って貰えれば良いかなと思います。

次回は世界の武道についても取り上げていきたいと思います。


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