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2021年の横浜DeNAベイスターズ

 2021年のペナントレースが(ほぼ)終了。完全な〝無観客試合〟こそなかったけど、客席数が減らされるわ、やっぱりコロナは怖いわで、わしは今年も現地に行けませんでした。
 でもって、春先の横浜は特にヒドかったな〜! 自力優勝もすさまじい速さで消えたし。俺ぴは誕生日が5月なんだけどね、その時点ですでに自力優勝消滅、というのは過去にも数例しかないんですよ。
 結局6位に沈んだものの、それでも本拠地最終戦までは5位の可能性も残っていたわけで、ガチの暗黒時代に比べればマシなシーズンだったと思います。「交流戦で貯金」のような好材料もあるわけだし(限界ポジり)
 まあ、前半戦の弱さは言い訳できないよネ……。勤続疲労の三嶋や石田が打ち込まれるのを見るのはたいへんツラかった。助っ人外人がシーズン開始に間に合わなかったのも、コロナ禍における開幕時期の読みが外れたんだろうが、大チョンボです。
 特にソト・オースティンは可哀想だ。せっかく横浜を選んでプレーしてくれてるのにさ。「あらゆる国より船こそ通え」という横浜市歌の一節を、しっかりと胸に刻んでいただきたいものよね。

牧に救われたシーズン

 開幕直後からド低迷、Bクラスの中で順位争いをするのが精一杯だった不本意なシーズンではあるものの、スター誕生も目にした。もちろん一年目にして規定到達、主にセカンドを守り3割20本のスーパールーキー、牧秀悟に他ならない。
 もう本当、牧のおかげで最後まで見てられた、って思ってる横浜ファン、10万人くらいいるんじゃないの(TBS時代なら5000人だな)。
 開幕戦からスタメンに抜擢されたときは「いきなり学徒動員じゃ今年はしょうがないな」くらい思ってたわけですが、ガンガン打つしまあまあ守れるし、とんでもないルーキーがドラフト2位にいたものだな、と。その後しばらく、新人王は横浜の牧か阪神の佐藤輝か、と語られていたのを覚えている。
 しかし同じくスゴいのが広島の栗林で、そちらはなんと日本代表のクローザーまで務めているんだから、栗林のために五輪を延期にしたんじゃないかと思うくらいで、もう新人王レースは圧倒的に栗林でキマリだろうなー、と途中までは思っていたわけです。
 ところがシーズン終盤戦、「神奈川の牧」はタガが外れたように打ちまくり(相手チームには優勝やCSにからむ試合も残ってたのに!)、終わってみれば打率は.314、ホームランは22本と、助っ人外人だったら残留祈願するくらいの成績を残したのよね。今年の新人王につき、「牧が逃すのも栗林が逃すのもあり得ない」と評する向きがあるが、本当にそうだと思う。
 牧と栗林以外にも、阪神の中野・佐藤輝・伊藤、優勝したヤクルトの奥川と、平年なら余裕で受賞してるレベルのルーキーがひしめいている。前評判を覆す優勝争いといい、2021年はいろいろと異常なシーズンでしたよ。

2代目「ハマの番長」襲名なるか

 法政の三浦銀二、ドラフト4位で横浜入りへ。三浦銀二といえば、一年目から六大学戦に出場し八面六臂のエースだったし、抑えに回れば無死満塁のピンチを火消ししたりと、たいへん楽しませてくれる好投手でした。六大学でのラスト2年、現地で応援できなかったのが悔やまれます。

 そんでもって、三浦銀二こそ横浜に来てほしいなー、と1年のときからずっと思ってたんだけどね、念願かなって今オフ入団ですよ。4位って言ったけど、ウェーバー制で折り返しにあたるセ6位の横浜DeNAによる指名なので実質3位な(三浦を3位にしてくれればよかったのに)。
 嬉しいことにね、三浦銀二の入団により「三嶋」「三上」「三浦」と、我が横浜DeNA投手陣はトリプルスリーになったんですよ。これが全員法政OB。新・法政三羽ガラスだ何だと命名すれば、メディアにもウケが良さそうじゃない? ラミレスなら絶対やったよね。ドンジャラみたいなスタメン組んでたもん。
 チーム事情に照らすと、三浦銀二は即戦力の中継ぎ(場合によっちゃクローザー)だと思うけど、やはり「横浜の三浦」なわけだから、先発に回ってエースナンバー18番を勝ち取ってほしい気持ちがありますわね。もち、髪型もリーゼントにしてさ。
 そういえば後半戦では二軍登板も少なくなっていたけど、昨年のドラフト会議で育成指名を受けた石川達也もね、横浜高→法政→横浜DeNAという黄金ルートを歩む選手なので、ぜひとも支配下を勝ち取って活躍してもらいたいものです(3桁ユニを買ったのだ)。石田の復活も願ってます。

2022年の横浜DeNAベイスターズ

 早大のエース徳山も2位で横浜入りだし、今年はセ・パともに前年6位からの逆転優勝だし、去就が注目された宮崎は大型契約で残留だし、来年はベイスターズが青い薔薇を咲かせるシーズンになるかもしれないと、今から期待しきり。オリックスの優勝によって現12球団で一番優勝から遠ざかっているチームになってしまったが、来年にはその図表も書き換わっているものと思います!

※冒頭の画像は球団公式サイト https://www.baystars.co.jp/ のスクリーンショット。

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