クラス内アンケート①(受験について)
大家好! (みなさんこんにちは!)
私たちは文系中国語TLPクラス内でアンケートを取りました。
受験のことからサークル・バイトのことまで、様々な観点からの質問をしたので、結果を紹介していきます!
1. 一番好き・得意な科目
TLPなだけあって、英語が過半数! 地歴も人気が高いです。東大の地歴は面白い問題が多く、勉強していて楽しかったです♪
2. 一番苦手な科目
圧倒的に数学……
文系なので数学が苦手な人は多いとは思いますが、意外と国語も苦手な人が多かったです。筆者も古文単語や難解な現代文には苦戦しました。やらないと差をつけられてしまいますが、得意でも得点源にはなりにくいです。
3. 地歴の選択科目
東大の二次試験の地歴は日本史・世界史・地理の中から2つ選択します。
多くの人が世界史・地理か日本史・世界史を選択していました。これらの選択は2つの科目に関連性があるので比較的勉強しやすいといわれています。一方日本史・地理選択はやや関連性が薄かったり、日本史が他大学と大きく傾向が異なるため場合によっては併願が難しかったりしますが、比較的暗記量が少ないといわれています。とはいえ、どれを選択するにしても興味関心がないと辛いです……。
※地理で受験できる大学・学部は非常に少ない!
4. 部活の引退時期
過半数の人が高2の冬までに引退していました。早く受験勉強に集中できると単語などの基礎固めが早く終わるので、演習にスムーズに入れます! ただ中だるみのリスクも……。受験まで時間がある6月や夏の疲れが出る9月は要注意。
また、高3まで部活を続けていた人も合格しているので、時間の使い方等の工夫次第なのかもしれません。
5. 塾・予備校調査(複数選択可)
一番多いのは東進、河合塾と鉄緑会がそのあとに続くという結果になりました。東進やZ会の講座の多くは映像授業なので場所や時間を選ばず利用しやすいです。
また、塾に通わずに合格した人も6人いました。「東大に行く=塾に通い詰めて勉強する」だけではないことが分かります。
個人的に塾に通うことのメリットはほかの受験生と競うことで刺激を得られること、東大に特化した良質なテキストが手に入る事だと思いますが、通学にかかる時間はかなりのロスがあったように思います。
6. 主要教科のおすすめ参考書
①英単語帳
東大専門塾の鉄緑会が出版している「鉄壁」こと『鉄緑会東大英単熟語鉄壁』を使っている人が2/3を占めました。質・量ともに東大入試に対応した単語帳で、東大受験者の多くが使っています。分厚いですが、簡単な単語も多いのでそこまで大変ではないです。システム英単語は駿台が出しているもので、比較的ベーシックで見やすい単語帳です。
上記グラフには含まれていませんが、使っていない人も2人ほどいました。
②数学の参考書
最も多かったのは過去問!過去に出された問題は東大の求めるレベルや傾向を最も的確に示しているといえるので、過去問対策は必須です。文系数学の王道である青チャートや一対一対応等の網羅系参考書も愛用者が多かったです。ただ、受験での最終目的は問題集を終わらせる事ではないので、自分のレベルにあった問題集を効率よく使うのがいいと思います。
理系の友人(参考書!?)という回答も。
※「鉄緑会確認シリーズ」は内部生用教材
③古文単語帳
やはり古文単語と言えば「読んで見て覚える重要古文単語315」なのでしょう。中国語TLPクラスの約半数が使っていたという結果になりました。限られた時間の中で多くの科目を学習しなくてはならない国立大受験生にとって、厳選された単語をイラストと共にパッと覚えることができるのは魅力的なのかもしれません。ほかにも皆様々な単語帳を使用していたようですが、なかには単語帳を使わなかったツワモノもいたようです。
7. 現代文のおすすめの対策法
※グラフでは同じ回答でも複数のジャンルにまたがってカウントしているものもあります
過去問を制する者は受験を制すると言われている通り、合格者の多くは過去問を重視しているようです。また、現代文は自分で答え合わせがしにくいことから、信頼する先生に添削をお願いしてもらっていた方が多かったです。
8. 地歴科目で使っていた参考書
①日本史
※回答は複数選択可
王道の山川日本史Bを使用していた人が大変多かったです。テキストが体系的で、日本史の流れをつかむことができるのが人気の理由なのかもしれません。次に多かった回答は過去問でした。東大は特定の分野について繰り返し出題する傾向があるため、過去問演習は必須と言えるでしょう。
②世界史
※回答は複数選択可
世界史に関しては過去問が最重要視されていることが分かりました。東大の世界史は過去に第二問で出題した問題をアレンジして第一問の大論述として出題することもあるといわれており、日本史同様過去問演習は大変重要です。次に使用率の高かった参考書は山川詳説世界史Bでした。こちらは学校で配布されることが多いようです。
③地理
そもそも受験で記述式の地理を課す大学が少ないためか、東大の過去問をフル活用する人が多かったようです。世界史や日本史ほど明確ではありませんが、地理も似たような問題が毎年何かしら出題されています。このことからも過去問の使用率は高いのでしょう。興味深いことにセンター試験や共通テストの過去問を東大対策に使用している人もいるみたいです。これは共通テストの演習を通して地理の重要事項を一気におさらいすることができるからだと考えられます。
9. スマホや娯楽とはどのように付き合いましたか?
「息抜き程度にスマホを見ていた」、「結局最後までスマホから離れられなかった」といった回答が多かったです。東大受験生といえどもスマホを完全に断ち切った人はいなかったようです。やはり情報化社会の流れに逆らうことは難しいのかもしれません。
10. 受験期に一番楽しかった・うれしかったことは?
「模試の成績が良かったこと」(多数)
「東京大学に合格したこと」(多数)
「二次試験2日目が終わった瞬間!! 解放感に満ち溢れてた。」(多数)
やはり受験にまつわる回答は多く見られました。
「友達と一緒に残って勉強したこと」
「塾帰りに友人と話せたこと」
孤独な受験勉強のなか、友と過ごす何気ない時間に癒される気持ち、筆者にもよーくわかります。
「突然推しができ、心が潤ったこと♡(´,,•ω•,,`)キュン」
心が疲弊する受験期の推し、特に尊いですよね。
「毎日犬の散歩に行っていたら犬が懐いたこと。」
かわいくて好きです。
11. 受験期に一番つらかったことは?
「成績の停滞」「秋の模試でスランプに入ったこと」
模試の成績に一喜一憂させられるのは受験生の定めのよう。
「運動不足」
「10~12月頃に心身共に不安定となり、学習時間があまり取れなかった」
心や身体の不調についての声も複数ありました。
「クリスマスにカップルを横目で見ながら勉強してたこと」
あぁ…辛い…。
「勉強時間や勉強量が理想に追い付かない。」
「試験が終わってから合格発表までの日々。何も出来ずに結果を座して待つのが何よりしんどかった。」
地味に長いあの十数日間、筆者もムズムズしながら過ごしていました。
12. 受験で一番大切なことは何だと思いますか?
「少しずつでもコツコツと積み上げること」
継続が大切との声が最も多く見られました。
また、「モチベーション」「運」「基礎力」「感謝の気持ち」といった声も多かったです。
他にも、
「受験までの努力への自身をもって臨むこと。試験前に『絶対大丈夫』と心の中で唱えるのが個人的なおすすめ。」
「受験を楽しむこと。」
「自分で考えて戦略を立てること」
「自分を失わないこと」
「適度に息抜きをしてもいいので最後まで駆け抜けること。」
といった声がありました。
13. 東大文系の受験で一番大切だと思う科目は?
今年の文科の合格最低点は300数点。TLP生は最低でも90近い得点を英語で取っているため、総合得点の3分の1近くが英語の得点ということもありえるわけです。多くの人が、英語が一番大切と答えるのも納得できますね。
14. 受験の時のエピソード等があったら教えてください。
「2日目、開始が遅れてものすごく暇でした。」
今年は電車の遅延により、2日目の試験開始時刻が直前に30分繰り下げられました。筆者は一浪したのですが、昨年も開始時刻の繰り下げが起こったので、開始時刻は遅れる可能性があると心の準備をしておくと良いかもしれません。(もちろんその場合は終了時刻も繰り下げられます。)
「受けた教室が寒すぎてコートを着ながら受けたこと。受験生はカイロを貼っていこう」
「緊張しすぎて試験前日は全然眠れず4時間睡眠になってしまった。当日はその事実に泣きそうになりながら試験を受けたが案外頭は働いたから、緊張で眠れなくても気にしなくて大丈夫!」
「電車がすごく混んだ……。」
「1日目の科目の出来が非常に悪く、終わった時は絶対に落ちたと絶望していましたが、2日目の科目(特に英語)のために気持ちを切り替えて、後悔しないように全力を尽くそう!! と思って試験に臨みました。」
「二次試験の昼休みに両日とも散歩したのですが、びっくりするほど気分が晴れたのでおすすめです。」
「男です。本番、トイレに並んでいる列は、案外個室待ちだったりするので、一度様子を伺ってみてください。」
「7号館の椅子は硬いし冷たいのでブランケット等を下に敷くべし」
「本番トイレに行きたくなったら躊躇せずにすぐ行くこと。3人席の真ん中でも気にせず行ったほうが試験中雑念に襲われない。僕は2日合わせて15回行きました。」
2日で15回はなかなかのツワモノ……!でもお手洗いは遠慮して我慢したら本当にあとから後悔します。
15. 受験生・東大を目指す人へひとこと!
「むやみな努力ではなく、何が必要かを常に考えながら勉強していこう!」
「毎日少しずつでも、机に向かい続けることが大事! そんでもって1日に短時間ずつでも複数教科回せると非常好(とても良い)☆」
「興味がまだ広がってない人、広がりすぎてしまった人、うちならなんでも学べます。超~~~楽しいです!是非入学を心待ちにして頑張ってください! 待ってます!!」
「日本史は割と点数くるから、模試が悪くてもあまり気にしなくていいぞ。(秋実戦18→本番39)」
「休み方は人それぞれ。勉強に疲れ、生活に倦んだら躊躇せず好きなことをしよう。」
「ニ次でなんとかなるので共テ酷くても最後まで諦めないで頑張ってください。」
東大受験生、頑張れ!!!
クラス内アンケートはまだまだここから! 後編では、クラスメイト達の将来の展望についてや、趣味やバイトについて、アンケート結果を紹介したいと思います。後編に続く!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?