人生60年、noteのおかげで小説が書けた裏話。
※のっけから補足になりますが、タイトル画像の『オール讀物』は図書館の「ご自由にお持ち帰りください」でもらったものです。本文とは関係ありません。
どうも、“スーパーカン”(超還暦)のゆーしんけんです。小説とかいろいろな記事をnoteに投稿しています。
私にとって初めての有料記事を開いていただきありがとうございます!
あなたは「小説を書きたいけど書き方がわからない」「書いても公表する勇気がない」なんて悩んで、あと一歩が踏み出せないのではないですか。
もしそうならば、途中(無料部分)まで目を通していただくだけでも、背中を押す力となるかもしれません。どうかお付き合いください。
筆者と「小説」
はじめましての方は「ゆーしんけんって何者(なにもの)?」と遠巻きに見ていることでしょう。
私のことをより知ってもらうため、すでに公開した『自分史』で書けなかった「本」との関わりについて触れておきます。
☆私が特に影響を受けた「本」(マンガ含む)たち
幼稚園 「鉄腕アトム」
赤痢の疑いで入院したときに、お気に入りの特集誌が
消毒されてボロボロになり泣く。
小学生 写真雑誌「LIFE」「月刊漫画ガロ」
近所のお兄ちゃんたちから大人びた本を見せてもらった。
「ハレンチ学園」「トイレット博士」
その他「日本童話集」「龍の子太郎」など
中学生 「ワイルド7」
貸本屋で週一ペースで借り、一巻につき3~5回は熟読
バイブル的な存在となる。
高校生 「こころ」「山月記」など国語の教科書で知る
「愛と死」など純文学を自分で買うようになる。
予備校 「親鸞」(吉川英治)を読んだのがたぶんこの頃。
大学生 「竜馬がゆく」と出会い、司馬遼太郎の歴史小説に傾倒
開高健「輝ける闇」「夏の闇」「オーパ!」など。
「資本論」ゼミで教授から「資本の 流通過程」の論文(感想文)
を褒められた(…今となっては全く内容を覚えていない)。
社会人 椎名誠「アド・バード」「岳物語」など
「めぞん一刻」で恋愛観に目覚める。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ひょっとして「あんたの読書歴なんて興味ないし、けッ」と思われたかもしれませんね。よくぞ我慢して読んでくれました…
しかしこうした記憶も、小説とかエッセイを書く際に貴重なネタとなることがあります(それはまたのちほど)。
noteでよかった
noteほど文章を書きやすいプラットフォームはないかも?
私はそう思います。
他の小説投稿サイトを覗いたこともあるのですが、あらゆるジャンルの「小説」がズラリと並んでいました。
それこそ初めて小説を書こうと考えている人にとって「こんなに書けない」と気後れしそうな雰囲気です。
noteは基本的に「書きたいことを書けばいい」スタンスなので、日記やつぶやきなど好きに投稿できるのが特徴です。
私が2021年6月にnoteをはじめて投稿した“第一発目”の記事は胡蝶蘭について書いた、日記のような随筆のような内容でした。
当時は『鬼滅の刃』が大ブレイクした頃で、私も後発ながらハマっていました。
人気キャラクターのひとり「胡蝶しのぶ」を推していたので、ミーハーな理由から胡蝶蘭の記事を書こうと思いついたわけです。
そんな些細なきっかけで書けたのです。あなたもnoteを選んだ時点で、文章を書いて投稿しやすい環境を手にしたのだから「ラッキー」ととらえましょう。
すでに何らかの記事を投稿しているならばなおさらです。「小説」を書くチャンスが目の前に来ているのに逃す手はありません。
小説を難しく考えすぎるな
「思い当たるネタはあっても、どのような文章にしたものやら」
「おもしろくて楽しい記事にしようと考えるほど、書けなくなる」
考えすぎてなかなか筆(キーボード)が進まない気持ち、わかります!
実はこの有料記事を書き始めるまでにもかなり葛藤したんですよ。
ああでもないこうでもない、とうだうだしていると1週間近く過ぎちゃって
「とにかくこれを書かないと、迷っている人の背中を押せないぞ」
そう思ってタイトルを考え、プロローグを書いたところ、ようやくエンジンがかかりはじめました。
さっきまでの迷いがうそのように書きたいことが湧いてくる…そんなものです(個人差あり)。
小説だって、とにかく書き出さないとストーリーが進みません。難しく考えすぎずにスタートを切りましょう。
小説を書く前にこれだけは準備しよう
万年筆とかパソコンとかネット回線とかではありません(もちろん道具は必要ですが)。
「こんなこと書こうかな~」
自分が書きたいことをある程度整理して、“あらすじ”を考えておくことです。
中には「閃いた!」といきなり書く小説家もいるとか…
しかし、私をはじめとする初心者には構想を練ってから書き始めることをおすすめします。
「プロット」と呼んで解説している「小説の書き方」的な本もありますが、もっとざっくりとした構想でかまいません。
その際に役立つのが、文章構成の基礎としておなじみ「起承転結」です。
「出た!起承転結!」
国語の授業以来、この言葉に苦手意識を持った人もいるのではないでしょうか。
「起承転結」の解釈にも諸説あります。その中でシンプルな一例を紹介しておきます。
シンプルで文章の意味はわかりやすいのですが、なんかイメージしにくいですよね。
他には「転」を「意外なハプニングなどで、これまでの物語にアクセントをつける」と解釈してしている場合も少なくありません。
本来の「起承転結」は中国の漢詩が起源といわれます。日本の詩や論文、報道記事などさまざまな文章に必ずしも「起承転結」が適しているとは限らないのです。小説に関しても柔軟にとらえて問題ないでしょう。
そこで『鬼滅の刃』をもとに、私なりのやり方で「起承転結」を解説してみます。
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