今日は十三詣り

関西でおもに行われているそうですね。数え年で十三になる男女が、知恵を授かるように虚空蔵菩薩を参拝する行事です。女の子の晴れ着は本裁ちした大人の着物になるので、今よりも昔の方が大人への意識が強く芽生えたかもしれません。

十三詣りで有名な京都の法輪寺。帰りに渡月橋を渡る時、橋の途中で振り返ると授かった知恵をすべて失くしてしまうそうです。橋を渡る間、決して振り返ってはいけないのだとか。ちょっとドキドキしますね。

十三詣りは別名「知恵詣り」。自分の好きな漢字を一文字毛筆で書き、お供えして祈祷してもらいます。

十三詣りではありませんが、私の小学校では最高学年を卒業する時、校長先生が言葉を毛筆で色紙に書いて、卒業祝いに贈ってくれました。言葉は私たち生徒が好きな言葉を選びます。

私が選んだ言葉は「思いやり」。先生からもらった色紙は今でもちゃんと残っています。

自分にとって大切な漢字や言葉、いつもすぐには思いつきません。

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