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どくだみは可憐に見えるけどたくましい

 今日は蒸し暑い日となりました。明日は気温が下がってひんやりとした1日になりそうですが、明日以降は、気温が高く蒸し暑い日が続きそうです。

 道を歩いていると、どくだみを見かけるようになりました。緑というには、暗い印象をもつ葉っぱ。放っておけばどこまでも根は広がり、葉が道を覆い隠していきそうです。

 地下茎で増える草花なので、繁殖力は旺盛です。増やすのは簡単ですが、駆除しようと思うと根元から茎を掘り起こす必要があるため、大変そうです。

 自宅でどくだみを育てたい場合は、鉢植えやプランターを上手に使った方が良さそうですね。

 どくだみは、独特の臭いがしますが、毒や痛みを抑えると言われていたため、昔のひとにとっては、民間治療薬として活躍する和ハーブでした。

 現在でも、どくだみ茶として飲んでいる方もいるかもしれませんね。

 優秀な和ハーブだと知らなかった子どものころ、団地に密集して生えているどくだみを不思議な植物だと思っていました。

「どくだみは、お薬になるんだよ」

 誰が教えてくれたのか忘れましたが、臭いに嫌悪感を持ちつつも、白い花びらに見える総苞(そうほう)をきれいだと眺めていました。

 お薬になると知ってからは、尊敬の気持ちを持つようになりました。

 お薬は、病院でもらうもの。

 病院でもらうお薬がお薬だと思っていましたので、雑草にも思えるどくだみに、ひとを癒す力があるとは考えもしませんでした。

 知らないだけで、たくさんありますね。

 食用にもなり、薬用としても使え、生活に寄り添ってくれる植物は今でもたくさんあります。

 どくだみの花の時期は、5月から6月ぐらいでしょうか。

 顔を出しはじめたあじさいの下で、どくだみが見ごろを迎えるようです。

 

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