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転がる梅の実とメモ

久々に晴れた今日、今までの曇り空から一転、青空が広がっているのを見ました。また曇りや雨に逆戻りらしいですが、少しでも頭上に広がる青空を見られたことですっきりとした気分になりました。

川柳や短歌をちまちま創って投稿している私は、手帳なんかにメモすることがあります。noteやブログ、物語の題材になりそうな言葉や状況をメモしますが、たまにわからないことがあります。

「梅が転がる」

いつメモしたのかわからない、一体何を書こうと思ってこんな言葉を残したのかもわかりません。しばらく考えても思い出せないので、仕方ないと思いそのままにしておきました。

そうしたら今朝、ふっと思い出しました。

道を歩いていたら、大きな梅の木のある家の横を通りました。大粒の梅の実が道路に落ちて黄色くなっています。歩いている時に梅の実を蹴飛ばしてしまい、その大きな梅の実がころころころころ転がって、道路わきにある排水口の穴の中に、キレイに入ったので面白いと思ったんです。

大きな梅の実が幅の狭い穴の中に入ったことが、ちょっとした奇跡のように思えました。いえ、大したことじゃないんですけどね。

あまりに大きな梅の実だったので道路の真ん中にまで転がっていくようなら、道のわきの方へ寄せようと考えていましたが、そんな必要はありませんでした。

アイデアやネタはその時浮かんでもメモしなければ忘れてしまいます。メモをしてもわからなくなっていることもあります。メモをとらなくても不思議と必要な時に、ふいっと記憶の底から浮かび上がることもあります。

ふいっと記憶の底から浮かんだ時が、書き時なのかもしれません。

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