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【読書】『応仁の乱』~ずっと気になっていた本を準備して読んだ~

 この前の日曜日、10月15日に借りてきました。呉座勇一先生の『応仁の乱~戦国時代を生んだ大乱~』。半分ほど読んだ感想ですが、複雑ですね。あちこちで戦が起こって、そのどれもがすっきりとした終わり方をしません。和解したと思ったら、また別の場所で戦が起きます。

 室町時代が崩れゆき、戦国時代の下地ができつつあるころでしょうか。

 『応仁の乱』を読む前に、司馬遼太郎の『妖怪』を読みました。こちらは、亡母から室町幕府6代将軍足利義教の落胤と言われて育った、熊野育ちの源四郎という青年のお話です。母の言葉を信じて、京へと向かいます。

 8代将軍足利義政、その正室日野富子、富子の兄である日野勝光も出てきます。義政の側室であるお今と富子との争いも描かれていました。義政は跡継ぎに恵まれないため、後継者候補として弟の義視(よしみ)を選びました。ですが、その後に、富子が男児を得ます。

 応仁の乱、前夜のようなお話です。主人公、源四郎につきまとう妖術使いの活躍も面白いものでした。

 準備しようと思って読んだわけではありませんでしたが、手に取った作品が、ちょうど室町時代後期。しかも、応仁の乱へと続くお話だったので、流れで『応仁の乱』を読みたくなったんです。

 読みはじめて、すぐに勉強不足に気づきましたが、戦乱の世にあって生き延びた興福寺の存在を面白いと思いました。





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