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資格だけが全てじゃないけど

コーチングを学び始めて3ヶ月ほど経った。

私は一時期家事も仕事も子育ても全部中途半端で、旦那はめちゃくちゃいい人で、自分が情けなさ過ぎて、自分には何の価値もない、消えてしまいたいと思っていたことがあった。

夜眠りにつくときに、朝になっても目が覚めなければいいと思ってさえいた。

そんな時、私を救ってくれたのがコーチングだった。私に初めてコーチングをしてくれたのは、古い友人だった。彼女は決して安くない金額を払い、コーチングスクールで学んでいた。
最初は人に話しただけで、自分は変わらないと思っていた。だけど、彼女との半年間のコーチングで確実に私は変わった。

消えたいと思わなくなり、
どうしても手放せなかった仕事を辞めることを決め、辞めた後の未来を想像することができるようになった。コーチである彼女には本当に感謝しかない。

コーチはアドバイスをしてくれるわけではない。
寄り添って共に走ってくれる伴走者だ。
彼女はいつも、私が自分では気付かなかった問いを与え、自分の中にあるものに気付かせてくれた。

人に話すということは、ものすごい力がある。

そして私は自分もコーチングを学びたいと思い、スクールに入った。
スクールでの学びはとても楽しい。
国際資格取得を目指しているので、自己投資もそれなりだけど、後悔はない。
これも以前の私だったらあり得ない行動だ。
スクールの課題でクライアントにコーチングをする中で、
「コーチングを受けなかったらずっとモヤモヤしたままだったかもしれない」
「話していて未来のことを考えたらわくわくした」
と言ってもらえたことは本当に嬉しかった。
誰かの役に立てるというのは本当に素晴らしいことだと改めて思った。

だからこそこないだ、???と思う出来事があった。

私はコーチに求められるものはスキルはもちろんだが、やはり人柄が1番だと思う。この人になら話を聞いてほしいと思われるような人になりたいと思い、日々考えている。

ただ、最近コーチを名乗る人が増えている。
コーチは特別な資格がなくても名乗ることができる。

資格よりも実績

たしかにそれはその通りだと思う。資格がなくても人気があるコーチはいるし、資格があってもクライアントがつかないコーチもいる。

だけど、こないだ
「コーチの資格はそれぞれのスクールが独自に発行しているもので、別になくても問題ない。それにコーチには特別な資格はない。国家資格とは違う」
というようなことを言っている方がいて、???となってしまった。
たしかにそれぞれのスクールが発行している資格はあるものの、おおもとはICF国際コーチ連盟という組織が存在し、そこが発行している国際資格があるのだ。
上のようなことを言っていた方は、そのことを知っているのか。現職を辞めた後、コーチになるそうで、数ヶ月前からコーチングを学んでいるらしい。

最近コーチングが一種の流行りのようになり、資格を持たないコーチが乱立している。
私は自分が今実践を通して学んでいて感じるが、それほど簡単に習得できるものではないと思う。たしかに資格が全てではないけれど、
スクールで国際的に認められたプログラムできちんと学んでいる人もいる中で、上記のような発言は失礼ではないかと感じてしまった。

国際資格があることを知った上でそれを取らない選択をすることはもちろんいいと思う。
でも、自分自身がお世話になったコーチまで否定されているような気持ちになり、少しモヤモヤしてしまった。

自分自身は資格を取ることを目標にはしているが、それと並行して、この人に話してよかったと思ってもらえるようなコーチを目指していきたいと思っている。

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