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【UT RISE(旧Voice Up Japan東大支部)・メンバーからのメッセージ】



皆さんこんにちは!学生団体UT RISE(旧Voice Up Japan東大支部)です!
今回は私たち団体の概要から設立のきっかけ、思い、今後の展望について、共同代表である三好陽子(東京大学3年)と長尾すみれ(東京大学3年)がまとめてみました。
UT RISEって何?という人から、UT RISEに興味がある...という人までぜひ最後まで楽しんで読んでいただけたら幸いです!

UT RISE(旧Voice Up Japan東大支部)とは


 

■団体概要


一般社団法人Voice Up Japan東大支部として2021年8月に発足した東京大学の学生団体。12名の東大生がメンバーとして活動しています。
現在は、Voice Up Japan本部の体制改革に際して完全に独立し、現在はUT RISEとして東大を主な拠点に活動しています。
UT RISEは、その活動指針として大きなVisionとそれを細分化した3つのPillarsを掲げています。

■Vision&Pillars




■UT RISEのこれまで


UT RISE(旧Voice Up Japan東大支部)はこれまで東大を拠点としてオンラインイベント及び学園祭での対面イベントの開催を中心に活動してきました。
これらはいずれも東京大学ないのジェンダー問題に焦点を当てたイベントで、UT RISEキックオフイベントとしてのオンラインイベントは、その後の駒場祭イベント”Change UTokyo”の準備としても大変有意義なものとなりました。

①オンラインイベント「東大の深刻な問題–––focusing on feminism and LGBTQ+ issues」
団体発足から間もなく、2022年8月にオンラインにて行われた「東大の深刻な問題–––focusing on feminism and LGBTQ+ issues」は、主に当時のVoice Up Japanの他大学支部や運営の方々、個人的に繋がりのある東大生の数名を対象に内部向けに行われた小規模イベントでした。
UT RISEメンバーによる東大のジェンダー問題についての現状分析の後の短いディスカッションでも、「東大のジェンダー問題は大学入学前の影響が強いのだと初めて知った」との感想をいただいたり、「性的マイノリティに関する学内の実態調査が行われるべきだ」という新たな知見が得られたりと、メンバーにとても学び深いイベントとなりました。

②駒場祭イベント「Change UTokyo–––Let’s Talk about Gender」
その次に行ったのが駒場祭でのハイブリッドイベントでした。「Change UTokyo—Let’s Talk about Gender」と題して、合計100名を超える方々にご視聴・ご参加いただきました。

このイベントでは、実際に講師の先生をお招きして講演をしていただくレクチャーパートと、ゲストの先生とslidoという匿名のコミュニケーションツールを用いたディスカッションパートを設けました。
1日目は一般社団法人Voice Up Japanのアクティビストである福井周さんから、「変化を起こすには」と題してレクチャーを、またディスカッションパートでは東大のジェンダー問題に関連して「セクハラ」「東大の女子率の壁」「当事者の意見の吸い上げ方法」などについて東京大学教授瀬地山角先生や田中東子先生、男女共同参画室の研究員でありジャーナリストである中野円佳さんをお招きしました。
2日目は東京大学の教授である清水晶子先生にご著書のタイトルと同じく「フェミニズムってなんですか?」と題してお話いただきました。ディスカッションパートでは、同じく東京大学教授の矢口祐人先生に対面で、事前録画では四本祐子先生と上野千鶴子先生にご登壇いただきました。「東大女子お断りサークル」や「理系分野での女性の活躍」「大学や教員採用における女子枠の導入」といったホットな話題についてご意見をいただきました。

当日のイベントだけではもったいないほどの濃厚な内容となっておりますので、イベントレポートを4つご用意しております!
「当日来れなかった...」「参加したけどもう一度内容を読みたい!」「UT RISEの活動について知りたい!」という方はぜひそちらもお読みください!

【駒場祭での様子】


 

どんな想いで活動をしているのか〜共同代表から〜


Q1. Voice Up Japan東京大学支部からはじまったUT RISEですが、団体が生まれた経緯はなんですか?

すみれ:
実は団体設立の発起人は共同代表ではなくて、メンバーの一人だったんです。
東大にはジェンダー問題にアプローチしようとする数多くの学生団体や組織がありますが、それらがバラバラに活動しているという現状がありました。
特に各学生団体の問題意識も多様で、性的マイノリティに関する問題に焦点を当てる団体もあれば、女子学生を対象とした活動をメインとしている団体も多数ありました。
その中でジェンダー問題に関わらずもっと広く問題を扱える学生団体の必要性を感じたのです。
そこで、できるだけマジョリティも含めて多くの人を巻き込んだ問題解決をしたいという動機から、東大支部が存在していなかった一般社団法人Voice Up Japanさんの手をお借りして団体設立を叶えました。
今は東大内部の問題にフォーカスしたいという思いから、今年の4月以降独立して新たにUT RISEとして活動を続けることを決意しました。

Q2.では、共同代表の二人はどのようなきっかけでこの団体に入ろうと思ったのですか?


すみれ:
きっかけは、先ほど出てきた団体設立の発起人(現メンバー)に誘ってもらったことです。ジェンダーに関する同じ授業をとっていた中で、声をかけてもらいました。その授業から私含めて合計で3人、現メンバーとしてアクティブに活動しています!
もともと日本社会の経済・政治分野における男女の格差に関心を持っていて、次第にその問題意識が社会だけではなく学内のジェンダー問題にも移っていった時期でした。自分にも何か少しでもポジティブな変化が起こせたらと思って参加しようと即決しました。

ようこ:
実は私は現在活動しているメンバーの中でもかなり遅く加入したメンバーの1人です。東京大学ないで活動をしている自主ゼミで上野千鶴子先生をお呼びしてお話を聞き議論を行った経験が、「変革は社会に出ている人がすること」という認識が個人的にはあったのですが、学生でも立ち上がることができるという勇気をいただき活動に興味が出ました。長尾さんにお誘いいただいてすぐ発足ミーティングに参加させていただきました。

Q3. UT RISEはどのような問題意識を持って活動しているのですか?


ようこ:
活動メンバーの多くは、何らかの形で「マイノリティ」の経験があります。東大受験をする際に、性別によって異なる扱いを受けた人や東大入学後、自分の社会的属性が持つレッテルに縛られて行動をした経験がある人などがいます。東京大学は男女という枠組みで見た際の偏りも顕著ですが、性的マイノリティにとって設備や制度上の問題も顕著であるにもかかわらず、可視化されていないという現状があります。そんな中、UT RISEはジェンダー問題・性的マイノリティ・人種・言語の壁と言った問題意識の解決を通じて「東京大学を、誰にとっても居心地のいい多様性のある大学に変え、社会全体の変化を促す」ミッションを実現しようと活動しています。

Q4. 今後のUT RISEのこれからが楽しみですね!


すみれ:
はい!直近では①共同代表が東京大学男女共同参画室のシンポジウムに登壇②5月祭のセイファースペース企画があります。また、図書館の本の内容やその他大学の設備に関しての提言を作成するプロジェクトも同時並行で動いています!
今後も12人のメンバーがやりたいと思ったことを出発点にたくさんの行動を起こせたらいいなと思っています。さらに、東大新聞との連携や東大内の他団体との横のつながりを強めることで東大をより良い場所にするための流れを作りたいと考えています。

 

今後の展望


UT RISEはメンバーのやりたいことをもとに、ありすぎるくらいたくさんの今後の活動計画を練っております。この中にやりたいことがある人はもちろん、そこのあなたが新しいプランを1つ加えることになるかもしれません...!
皆様のご協力とご参加、お待ちしております!!

  1. 東大当局への提言の作成

  2. 東大のジェンダー問題にアプローチする学生団体との横のつながりの形成

  3. 当局に近い組織内でのジェンダー部局設置

  4. 駒場図書館へのジェンダー平等を掲げる図書の選定の提案提出

  5. セーファースペースの概念の周知と拡充👉5月祭で実行予定!

  6. UT RISE内外での勉強会の開催

  7. ジェンダー平等に関する情報をまとめた情報プラットフォームの構築

  8. 教育の場面におけるジェンダー平等の浸透とその実践の模索

  9. coming soon….

終わりに

最後まで記事を読んでくださってありがとうございました。
もう少しUT RISEについて知りたいという方にご覧いただきたい記事や各種SNSを、ご紹介いたします!ぜひぜひご確認の上、私たちUT RISEのメンバー・サポーターとして活動を見守っていただけると大変幸いです。


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