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なぜあなたは「ぺるあん」に?

 大学新1年生が入学してから1カ月が経ち、大学ではサークルの新歓活動が続々と終わりを迎えています。私たち「ぺるあん」の打楽器仲間探しも、明後日5月8日で一区切り……。

 実はぺるあんが新歓活動に精力的に取り組みはじめたのは意外にも最近で、一昨年2020年の春が契機でした。コロナ禍のために当時は対面活動が一切できず、新入生に直接会うことができないのはもちろん、団員同士であっても対面で活動することが許されず、サークル勧誘といっても活動の様子を全く見せられない状況にありました。それでも打楽器をともに演奏する仲間を見つけたいという思いで、SNSやzoomなどオンラインのツールや、過去にアップロードしていたYouTubeの演奏動画、大学の組織を通して公式に配布される新入生向け冊子などを活用しながら新歓活動に力を注いできました。

 今回は、まさにそんなコロナ禍真っ只中の2020年に入団してくれた団員が、入団までの経緯を初めて語ります。吹奏楽・オーケストラ・バンドなど、打楽器を続けることの可能なサークルは他にもある中で、彼女が打楽器アンサンブルサークル「ぺるあん」を選んだ理由は、いったい何だったのでしょうか。



入団した理由


 私は中学校で吹奏楽部に所属していて、3年間パーカッションをやっていました。人が足りないから、という理由でパーカッションをやることになったのですが(パーカッションあるあるだと思います)そこでの練習は自分が想像しているよりもずっと楽しいものでした。特に、打楽器アンサンブルの練習が結構好きでした。所属していた吹奏楽部では、毎年部内でアンサンブルコンサートを行っていました。そこでパーカッションもアンサンブルを毎年1曲やっていました。ちょうど上級生が引退した後でパート内の人数が4〜5人になり、打楽器アンサンブルをやるのに適した人数になったんです。
打楽器アンサンブルには、どのパートにも輝ける場所があって、何よりも打楽器「だけ」で1つの曲を演奏できる、というのが当時の私には新鮮で、魅力でした。今思えば、それがぺるあんに入ろうと思った原動力なのかもしれません。
 高校に入学した私は、軽音楽部に入りました。バンドではドラムをやっていたので、一応打楽器を続けてはいることにはなりますが、打楽器アンサンブルからはしばらくの間離れていました。

 そんな私がなぜ大学に入学してぺるあんに入ることになったかをお話します。入学前に暇すぎて配布資料を熟読していた私は、槌音という冊子のサークル紹介のコーナーでその存在を知りました。元々別系統の音楽系サークルを掛け持ちしようと考えていましたが、そこでぺるあんに興味をもち、Twitterをチェックしてみよう、となるのですが…確かその時は新歓情報が出ておらず、続報を待とう、とひとまずTwitterのリストに「気になるサークル一覧」みたいな感じでまとめていたんです。で、それで見事に新歓説明会の情報を逃しました。Twitterって、TLには張り付くけどリストは見ないんですよね(私だけか)。とりあえず新歓説明会での資料をもらい、入ろうかな、と思いつつあれこれ考えていたわけですがその時もリストは見てませんでした(学ばないなこいつ)。1年の夏ごろになって、久しぶりにぺるあんのTwitterアカウントを覗いてみたら、

もう入団締め切られてるじゃん。
と思いつつも、なぜか一か八かアタックしてみようと思い、メールを送って、そのまま入団しました。でもそう思ったということは、打楽器アンサンブルをもう一度やってみたくなった、ということなんだと思います。
 今これを読んでいる人で、ぺるあんに入団しようかな、と考えている人は、こんなことはせずに、きちんと所定の手続きを踏んでくださいね。お姉さんとの約束。


入団してから


 私が入団した時には、既にその年の駒場祭演奏会のプログラムが決まりつつありました。演奏会に関する話し合いは全てオンラインで完結していたので、最初は正直そこまでサークルで活動しているという実感はなかった、というのが本音です。しかし、対面活動を再開して、駒場祭演奏会に向けての練習が始まってからは、久しぶりに演奏ができる、ということがとにかく嬉しかったです。
 特に、大編成の打楽器アンサンブルは、私にとって初めての挑戦でした。2020年の駒場祭演奏会で披露した『宝島』が、私が初めて大編成のアンサンブルに参加した曲なのですが、この曲では、演奏会に参加した17人全員が出演しています。(ちなみに過去の記事で『宝島』の紹介がされているので、そちらもあわせてチェックしてみてください!)久しぶりに動画を通じてではありますが演奏を披露できたこと、また大人数で打楽器アンサンブルをするという貴重な経験ができたことは、このサークルに入ってよかった、と思えた出来事のうちの一つです
 また、入団当時はかなり上の学年の方も多く、最初は少し気が引けていたのですが、上級生の方が優しく接してくれたのもコミュ障の私には嬉しかったです。打楽器奏者にはいい人しかいないからそれはそうなんですが。


新入生へのメッセージ


 ぺるあんは、サークルとしてはかなり小規模の団体です。しかしその分、アットホームな雰囲気で練習ができます。また、運営を全て学生が行うので、比較的自分たちがやりたいことをやれる環境にあるかなと思います。演奏会ごとに出演するかどうかを決められるので、自分の予定などに合わせてコミットする度合いを変えられるのも魅力だと思います。ぺるあんは、打楽器アンサンブルをやりたい方、打楽器の魅力を広めたい方など、打楽器を愛する方なら誰でも歓迎しています!もし興味があれば、ぜひ一度新歓イベントに顔を出してみてくださいね。

(東大・3年)



新歓情報はこちら▶▶▶ぺるあん公式Twitter
新歓に関するお問い合わせ先▶▶▶ut.percussion[a]gmail.com


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