【受験生必見】試験やテストでケアレスミスを防ぐテクニック!その⑤時間配分のミスを防ぐ方法【試験対策】

本記事について

これまで、ケアレスミスを防ぐテクニックとして、以下の4記事で説明してきました。

その①見直しをする時間を確保する方法
その②問題文の読み間違いや解答方法のミスを防ぐ方法
その③計算間違いを防ぐ方法
その④計算間違いを検算で防ぐ方法

本記事は、時間配分のミスを防ぐ方法について、以下の4つを解説します。

・問題を解く順番について
・問題の飛ばし方
・マークシートの塗りつぶし方
・事前の準備

本記事はケアレスミスを防ぐテクニックに関する最後の記事になります。

問題を解く順番について

試験問題は大問いくつかに分かれていることが多いですが、どの順番に解けば時間配分が適切に行えるでしょうか?

僕の考えは、基本的には頭から順番に解くことです。
頭から解くメリットは、解答を書く場所に対していちいち注意を払わなくてよいため、全部解ける問題ならば一番早く解くことができる点です。また、場合によっては前の問題に関連のある問題も出題されます。出題者の意図を考えても、試験問題をこの順番に解くことを想定していると思われます。
ただし、ここでポイントとなるのは、わからない問題に見切りをつけて先に進むタイミングです。これをおろそかにすると、途中の問題で手が止まってしまい、最後の問題までたどり着かない危険があります。この見切りをつけるタイミングについては、次の章問題の飛ばし方で解説します。

次に、何か特別な理由があって自分の決めた順番で解く場合について説明します。
ここで、注意しておきたいことは、試験本番でいきなり順番を変えてみるのはNGということです。必ず模擬試験等で何度もオリジナル順で解いて、時間配分や解答場所をよく把握しておくことが必要になります。
僕の場合の例を紹介すると、センター試験(今の共通テスト)の国語では、漢文→古文→現代文→小説の順で毎回解くようにしていました僕はあまり国語が得意ではなく、センター試験でも全て解くのに時間がギリギリだったので、高得点が狙える得意な問題から解くという意味で、上記の順番で解いていました。

最後に、問題を見てから順番を決める場合について説明します。この方法は、解ける問題と解けない問題が混じっている時に有効だと思います。ポイントは最初の短い時間で解くべき問題か後回しにする問題かを判断することです。正しく判断できれば、解ける問題を先に解いておき最低限の点数を確保した上で、難しい問題を後からじっくり取り組むことができます。最悪時間切れになったとしても、難しい問題であり、もっと時間をかけても解けたかどうかわからないので、時間配分としてはうまく行ったと言えるでしょう。
僕の場合は、東大の二次試験の数学や物理・化学の試験では、解けそうか解けなさそうか全体の問題を見てから、解けそうな問題から解くようにしていました。

問題の飛ばし方

難しいと感じる問題に対して、どのように見切りをつけて先に進むかについて、簡単に説明します。
少し考えたり実際に手を動かしてみても、全く糸口がつかめない場合は、すぐに飛ばしてしまいましょう。早めに決断すれば、余った時間で他の解けそうな問題を解くことができますし、一通り解き終えてから、残りの時間をたっぷり使って難しい問題に再度挑戦することができます。

また、途中まで解けていても、解答している途中や小設問の後半等で、自分の考えや解答が何かおかしい、と感じた場合は、一旦はここまでの導出過程と問題文とを振り返りましょう。それによって解決できればそのまま続ければ良いですが、解決しなくて答えがわからなくなった場合は、一旦保留して他の問題を解くようにしましょう。
短い期間で何度も振り返ったとしても、同じようなものの見方になってしまいがちなので、あまり時間的にコストパフォーマンスがよくありません。僕の経験上、少し時間を空けて、リラックスした気持ちで再度挑戦した方が、正しい解答にたどり着けることが多いです。

マークシートの塗りつぶし方

次に、短い時間で効率よくマークシートを塗りつぶすテクニックを紹介します。マークシートを塗るというただの作業を短くすることで、うまく時間配分できるようになります。

試験問題がページをめくるような冊子になっていてマークシートに解答する場合は、基本的には問題冊子見開き1ページ分の解答を問題に書き込んでから、その分のマークシートを一気に塗りつぶすのが時間のロスが少ない方法になります。
または、問題が切り替わる時や、考えが煮詰まった時、気分転換したい時に塗りつぶすのも効果的です。
ただし、試験時間が残り5〜10分を切ったら、答えを書き出した問題は一旦マークシートを塗りつぶすようにしましょう。ラスト数分で焦ってマークした結果、問題番号が一つずれてしまうような事故が起きたり、問題冊子には解答しているのに、試験時間内にマークシートを塗り終えられない、という事態を回避できます。

もし、問題用紙に書き込み不可な試験の場合は、答えを求めたらその都度マークシートを塗りつぶすのが最適です。

また、試験終了直前になったら、答えがわからない問題であっても勘でマークシートを塗りつぶすようにしましょう。運が良ければ偶然正解することもあります。運も実力のうちです。試験本番では1点でも多く得点出来るように工夫しましょう。ただし、模擬試験や問題集では、勘でマークした問題についてはきちんと理解できるように復習してください。偶然正解した問題を間違えていないからと言って復習しないのはNGです。

マークシートを塗りつぶす際に上記以外にもとても重要なものがあります。それは鉛筆と消しゴムです。
マークシートを塗る際にはやはり鉛筆がよいです。問題冊子に解答を書き込むまでは使い慣れた筆記用具で良いですが、マークする時には鉛筆に持ち替えましょう。鉛筆で塗るのに慣れておくべきです。
鉛筆は細く尖っているよりも、ある程度使って丸みがある方がよいです。そのため、試験の前に数本、塗りつぶしやすい状態に仕上げて準備しておくのが良いでしょう。
消しゴムはマークシートからマークした一つだけをピンポイントに消せる角があるようなものを選びましょう。さらに、一つずらして大量にマークした場合に一気に消せるように、広い面で消せる部分がある消しゴムが好ましいです。また、消した時にきれいに真っ白に消せるものにしましょう。消しても黒く汚れが残ってしまうと、マークシートを採点する機械がマークを正確に読み込めなくて失点する恐れがあります。

事前の準備

時間配分のミスを防ぐ最後の方法ですが、事前の準備をしっかりしましょう。これが一番大切です。
あなたが受ける試験は、解くのにどのくらい時間がかかるのかどのような時間配分が良さそうか。これまで述べてきた本記事の方法を使う練習をしながら、本番の試験に向けてしっかり準備しましょう。もちろん試験の勉強内容をしっかり理解して問題を解けるようになることが最重要ですが、試験本番の時間の使い方や解答の仕方もとても重要です。試験本番に時間の使い方や解答の仕方も模索しながら問題も解く場合と、事前に時間の使い方や解答の仕方には慣れていて問題だけに集中して解く場合とでは、後者の方が圧倒的に有利なのは言うまでもありません。

こうして事前準備をしておいて、試験が始まってすぐ、または開始前の乱丁確認冊子をざっと眺める時に、ざっと問題を全て見渡して想定通りかを確認しましょう。想定通りであれば、後はあなたの実力を発揮するだけです。
しかし、あまりあってほしくは無いことですが、試験問題の傾向が変わるなどして、想定通りでない場合も起こりえます。そんな時にも最大限あなたが力を出せるように、想定通りでない場合にどう進めるかを考えておくことを強くオススメします。気持ちの面や説き方の戦略など、何を決めておくかは人によっても違うと思います。しかし、想定外の事が起きた時の対応を決めてさえいれば、多くの受験者が焦る中、あなたは少しだけ冷静に対応することが出来ると思います。

本記事のまとめ

・時間配分のミスを防ぐために以下の4つについて説明した
・問題を解く順番について
・問題の飛ばし方
・マークシートの塗りつぶし方
・事前の準備


以上で、試験やテストでケアレスミスを防ぐテクニックについての記事全5回は終了です。
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