世間が自分の世界
はじめに
社会人として職場で働きにくさを感じることが多々あると思う。自分も職場で疑問や違和感を感じることがある。
同僚からの急な依頼や職場での対応、なぜ自分がそれをやらないといけないのか?と悶々と感じて過ごしていることが多い。職場が変わり新スタートを切った者も強く感じるものだと思う。
その感じたものを『「空気」を読んでも従わない』を読んで紐解いて行き、今後に活かしたいと思った。
日本だけ世間がある
「世間」という言葉は、世の中や社会を指す意味で使われている。しかしこの考え方は日本だけに見られることが強い。社会と自分の間に世間があるイメージである。外国では世間はなく社会と自分しか存在していない。
そしたら、日本の世間と社会は何を指すのか?
世間:現在または将来、自分に関係ある人達(友人や職場の人達)
社会:それ以外の人達
※外国では世間も社会に含まれるので、自分と社会しか存在してない。
世間の中では何が起きるのか
世間は自分と関係ある人達しか居ないため、仲間意識が強くなり、共存意識が高くなる。その中での仕事の依頼や頼みは、共同体である世間の維持と発展につながるため、結果として自分のためになるという考えが働く。そのため回り回って自分に仕事が降ってくる。回す方も当然、軽く頼んでくることが多い。(経験上の感想)
特に上司からの仕事の依頼は、「君のスキルアップだ」とお決まりのフレーズを使ってくるが、個人のスキルアップよりかは、世間の維持・向上の目的が大きい。
世間にはルールがある
1.年上が偉い
2.同じ時間を生きることが大切(飲み会、休みの日の付き合い)
3,贈り物が大切
4.仲間外れを作る(標的を作り、集団力を高める)
5.その場での独自ルールがある(風習)
現在の日本の悪き風習がルールとなり、世間をより強力にしている。言い換えれば同調圧力が働いている。少しずつだがこのルールも綻び始めている。だがまだまだ根強く残っている。
外国はどうなっているの?
世間がない外国では、どうなのか?という疑問が出てくる。
外国では自分以外は社会であるので、他人に対しての対応は丁寧であり、人見知りも少ない。知らない人との咄嗟の会話も日本人より、流暢でスムーズである。また日常的に見知らぬ人との対応が多くなるため、最低限の対応も日本より丁寧な所が多い。
日本人は世間との会話は得意だが、社会との会話は苦手だ。知らないものに対してはとことん弱くなるのが日本人である。
解決策
仲間はずれを恐れない
まずは、好きでもない世間からの脱出(転職、退職、脱退)をすること。
1つの世間ではなく、複数の世間にはいる
知らない人でも同じ体験(研修、勉強会、セミナー、イベント)をした人との会話を積極的に行い、社会と関わりを持つ
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