桃山

アイドル評論家(気取りのオタク)

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アイドル評論家(気取りのオタク)

最近の記事

20241014 #Mooove!中本こまり卒業記念公演 at duo MUSIC EXCHANGE

夏日である。先週も夏日だったはずだが、この三連休も夏日で、なんなら今週夏日である。どうなってるんだ、という思いを抱え、渋谷のラブホテル街へ向かう。工事中の渋谷駅は何度来ても迷う作りだが、最近ようやく地図なしでラブホテル街までは来れるようになった。 秋晴れ…と言えれば爽やかだが、実質的に夏晴れの太陽が照りつける午後3時。街行く人々の装いも多少は秋らしくなってきたものの、大半は半袖Tシャツ夏の装い。東南アジアと化した渋谷の街は、いつものように治安が悪い。どこからやってきたのか半

    • 20241002 Zepp Shinjuku THE ORCHESTRA TOKYO 7th ONEMAN SHOW 『UNITY ORCHESTRA』

      9月終わりからようやく涼しくなってきた東京は、10月に入り真夏日となった。2024年もあと3ヶ月になっても、未だに夏の太陽が顔を覗かせる。THE ORCHESTRA TOKYO の夏の終わりは、帰ってきた真夏日が迎えてくれた。きっと熱いライブになる……開演前の落ち着かない空気にZeppは包まれていた。 2時間で23曲、MCも時間としてはほとんどなく、休む暇はなかった。Zeppで負けない楽曲のクオリティ。Zeppにふさわしいメンバーのパフォーマンス。そしてオーディエンスと作ら

      • 20240929 #わーすた夏恋ツアー ファイナル東京 at 神田スクエアホール

        少し雨がちらつく中、御茶ノ水駅で降りた。大学や予備校があり、学生の雰囲気が漂う街を抜け、大手町方面まで来るとビジネスの空気に変わっていった。神保町も近く、古書店の香りもさせながら現れたのは資本主義の権化のようなビルであった。東京の開発の難しさは地権者にあるのだろう。街全体ではなく、一区画に金の亡者のようなビルを建てることを開発と呼ぶことに、今でも違和感を覚える。お金持ちの子どもたちがビルの広場で遊んでいた。そこを通り抜けるオタク。本来交わることのない両者が一緒くたにされるのも

        • 20240803 TOKYO IDOL FESTIVAL 2024

          世界最大のアイドルフェスに行ってきました。 外国のオタクめちゃくちゃ多いわ。パリより暑い東京にまでアイドル見に来る外国のオタク、頭おかしいんちゃうか。 お目当ては我らがわーすたさんとTHE ORCHESTRA TOKYOさんです。そこそこ時間も余るので他にも適当にブラブラしてようかなと。フェスのいいところってブラブラできるところですよね。 まずわーすた。やはり期待を裏切らない。わーすたを見ると私のホームはここなんだと思います。この日は2ステージ、合計35分。もっと見たい

        20241014 #Mooove!中本こまり卒業記念公演 at duo MUSIC EXCHANGE

          THE ORCHESTRA TOKYO TOUR 2024 "Country Road" TOUR FINAL at 渋谷WWWX

          2024年6月25日、仕事がめちゃくちゃ忙しかった僕は、白目を剥きながらこの日の分の仕事を終わらせて渋谷へ走り出しました。THE ORCHESTRA TOKYOのライブに行くために。 素晴らしい。脳髄を直接掴まれて音を流し込まれるような感覚。楽曲派最後の砦であり希望だ。 楽曲の出来もさることながら、ステージの完成度、オーディエンスとの対話、そして世界観の作り込み、全てにおいてレベルが高い。いい意味で、突出した物があるというわけではなく、総合的にレベルが高い。もしかしてアイ

          THE ORCHESTRA TOKYO TOUR 2024 "Country Road" TOUR FINAL at 渋谷WWWX

          20240505 #Mooove! 1周年記念ライブ

          #Mooove!さんの一周年記念ライブに参加してきました。 アイドルイベント行くの半年ぶりですって……。一身上の都合で毎年度末恒例のあるライブに行けなくなったので、半年もあいてしまいました。 総評としては、とても良いライブだったと思います。新曲にあたる3曲のクオリティも高く、今のMooove!さんにとっては十分勝負できる曲だと感じました。また、WWWXのステージも大きく見えず、しっかりと表現できていたと思います。特に石原さんは表現力が以前より上がっていて成長を感じさせまし

          20240505 #Mooove! 1周年記念ライブ

          ガチ恋ピンチケ現場の血を思い出しました。

          20231202 HASHTAG NIGHT vol.9 20231202 MAGICAL SESSION vol.6 20231203 2i2福岡 2023年12月2日、3日、この3本のライブに行ってきました。福岡でライブ行くのゴールデンウィーク以来かもしれん…。 まず1本目のハッシュタグナイト、ゼロイチのアイドルが集まるイベントの名称ですね。事務所単独でイベント開催できるっての、最近は普通になってきたけど以前は力があるか、自前の箱があるかじゃないとできませんでした

          ガチ恋ピンチケ現場の血を思い出しました。

          楽曲派は滅びるかもしれない

          2023年は、ある地下アイドルにとっては飛躍の年だっただろう。 コロナ禍の規制解除でフルキャパでのライブ開催が可能となり、コロナ前の地下アイドル現場が戻ってきた。それは業界にとっては諸刃の剣のようなものだったかもしれない。 コロナ禍中にデビューしたアイドルにとっては実質初めての地下アイドル現場であり、コロナ前を知るアイドルはコロナ前のように元に戻せるのかが試された。まさに試練の年であった。 結果は知る通りである。地下アイドル市場における大御所は2022年から解散、現体制

          楽曲派は滅びるかもしれない

          やっぱり埃が舞い上がりCO2煙るライブアイドルが大好きなんだ

          ■20231027 渋谷近未来会館 東京出張が週末にあり、せっかくなので東京観光(?)を楽しもうとそのまま滞在。金曜日の夜に渋谷近未来会館という聞き慣れない箱へ訪問した。約6年ぶりにとあるアイドルと再会するためである。 怪しげな入口から階段を降りていくと気だるそうな女店員がチケットを見せろと言ってくる。ここだけコロナ前の空気感。物販のときにも出てきたのを見るにもしかして運営なのでは。会場に入るとそこそこ広い空間でキャパは200くらいか。なぜかカレー食ってるオタクもおってマジ

          やっぱり埃が舞い上がりCO2煙るライブアイドルが大好きなんだ

          オタク冥利につきるとはこういうことなんだろう

          20230812 生バンドライブ「The World Standard〜史上最高の恋しよう?~」at 1000 CLUB in 横浜 に参戦してきました。 ちょっと言葉にできないレベルで「わーすた最高!!😭😭」しか言えないんですが、それだとこの記事の意味がなくなるのでなんとか文章にしてみようと思います。 実はこのライブ、元々そこまで行く気はありませんでした。行きたくないとかではなく、現実的に金銭的価値がそこまであるか、という点です。日程はお盆、しかも横浜開催ということで交

          オタク冥利につきるとはこういうことなんだろう

          【過去記事アーカイブ】2018.8.12.わーすたツアー福岡

          もう2ヶ月以上前のことなんだけど、そういえばレポ上げてなかったので今更ながらライブレポ上げます。 JumpingSummerTourと題して、ミニアルバム発売の全国ツアーを行ったわーすた。そのツアー福岡に行ってきました。 お盆休み真っ只中というのは、廣川さんが福岡出身なので廣川さんの帰省に合わせたんじゃないかと疑ってしまう日程だったけども、そういうわけではなかったらしい。 ライブ構成に若干の期待はずれ感はありましたけど、トータル的には大満足。 特に廣川さんのボーカルが

          【過去記事アーカイブ】2018.8.12.わーすたツアー福岡

          わーすた8周年ということで少し

          少し遅くなりましたが、わーすた8周年おめでとうございます。正直言うと8年も続けてくれるとは思いませんでした。誰かが卒業するときはわーすたそのものが解散するときだと思っていました。この3年コロナもあって苦しい中、ここまで続けてきてくれて本当に感謝しかない。 何度も言っているのですが、アイドルは(比較的短期で)いつか終わることが分かっているからこそ美しい。その一瞬の輝きをステージで放つ。私が地下アイドルが好きないちばんの理由です。 もちろん、いつまでも続けてほしい気持ちはあり

          わーすた8周年ということで少し

          2022年総評

          わーすたで始まりわーすたで終わった、アイドル好きの2022年でした。 坂元さんが卒業してから一年が経ったのですね。まだ一年しか経ってないと感じるのが、加齢のせいなのかどうか。今でも昔のミュージックビデオやライブ映像を見ますが、やはりいい。決して今が良くないというわけではなく。別物として非常に良い。卒業ライブBD化してくれよ。 割と古参になるらしいのですが、わーすたさんは最近の楽曲方針の方がいい。昔からのファンの方は昔の曲調のほうが好きそうですが、大人になったわーすたとして

          2022年総評

          この言葉を聞きたくて地下アイドルオタクを続けているのかもしれない

          2023.3.26.わーすたデビュー8周年記念ライブ「The World Standard 8周年の愛をどうぞ!」に行ってきた。 素晴らしい。素晴らしいライブだった。常に進化を続けるわーすた。今この時がわーすた史上最高のライブだと言い続けて止まないメンバーの言葉に嘘偽りはない。 約2時間の長時間に及ぶライブを二本。今までは1.5時間が相場だったし、MCも割とあったことに比べるとかなり長いと言っていいだろう。 全15曲程度でほぼぶっ続けのライブ。こんなんぶっ倒れるだろとい

          この言葉を聞きたくて地下アイドルオタクを続けているのかもしれない

          2022.11.13.「わーすたFCツアー2022〜集まれ!わーしっぷ!」

          去る2022年11月13日、SHIBUYA PLEASURE PLEASUREにて行われたわーすたファンクラブ会員限定イベントに参戦しました。途中まで気付かなかったですが、マウントレーニアホールだったところですねここ。 夏のツアー福岡以来のわーすたで、ファンクラブ会員限定イベントに参戦するのは初めてでした。ファンクラブ発足してから4年ちょっとですが、3年近くはコロナ禍だったこともあってようやく行けた、という感動のほうが大きかったです。 SNSでは頻繁に見てますが、生で見る

          2022.11.13.「わーすたFCツアー2022〜集まれ!わーしっぷ!」

          夏が始まってその日に終わった

          わーすた LIVE TOUR 2022 とっておきの夏、始めますか?に行って夏を始めてきました。始めた瞬間終わったって感じですが。 前日に新アルバムである「我々はネコである。」のリリイベがあり、リリイベの翌日にツアー当日という、ツアーの恒例パターンが復活しました。実に3年ぶりの福岡公演。周年コンサート等は行っていたとはいえ、福岡で見るわーすたは違う。というか、東京のアイドルは実は地方ツアーで見るほうがおもしろいというのはもう定説ではないだろうか。だから太いオタクはツアーにつ

          夏が始まってその日に終わった