見出し画像

オタク冥利につきるとはこういうことなんだろう

20230812 生バンドライブ「The World Standard〜史上最高の恋しよう?~」at 1000 CLUB in 横浜 に参戦してきました。

ちょっと言葉にできないレベルで「わーすた最高!!😭😭」しか言えないんですが、それだとこの記事の意味がなくなるのでなんとか文章にしてみようと思います。

実はこのライブ、元々そこまで行く気はありませんでした。行きたくないとかではなく、現実的に金銭的価値がそこまであるか、という点です。日程はお盆、しかも横浜開催ということで交通費が馬鹿にならない……細かいことですがチケ代も相当高い……総額いくらになるんだと。そこまでの価値を見せてくれるのか、という点で今回は見送ろうと思っていたのが最初の段階でした。でも廣川さんが絶対後悔はさせないと言い切ったわけです(無論他のメンバーも)。俺もオタクだ、そこまで言い切るなら行ってやろう、絶対に期待に応えてくれ、と。

結論、期待以上でした。メンバーの言葉に嘘偽り無し。いつも期待を超えてくれるという信頼感はまた強くなりました。

アイドルはオケだからその柔軟性を活かせるもので、生バンドセットというのは確かに音に厚みは出るが、基本アイドルがやるものではない、というのが私の基本的な考えです。否定するわけではないですが、積極的に肯定するものでもありません。ただし、例外的に肯定する場合があります。それは「ボーカルが負けない」場合です。

そもそも、歌を歌うバンドというのはボーカルがそのバンドと一体化してるので気付きにくいのですが、ボーカルそのものが楽器なわけです。細かく言うとボーカル担当者の声帯が楽器なわけです。私はそう理解しています。通常、例えばロックバンドなんかも、各楽器+声帯という編成なわけです。そういう編成で成り立っていることを考えると、アイドルの生バンドというのはちぐはぐなわけです。アイドルというのは言ってみればカラオケ音源で歌って踊るのを前提にしているので、そこにいきなり楽器を持ち込んでも合わない。これが生バンドセットが純粋なアイドルオタクから否定的に語られる原因だと思います。

で、これを覆せる唯一の例外が「ボーカルが負けない」です。実際、その辺のアイドルのボーカル力では絶対に負けます。バンドの生演奏が好きなだけなら全然問題ないですが(じゃあお前はそのアイドルに何を求めてるんだという話になってしまいますが)、アイドルにステージパフォーマンスを求めているタイプであれば問題です。生演奏の音圧に負けるアイドルの歌なんて聴いて楽しいですか?少なくとも私は楽しくありません。そう、普通はアイドルが生演奏に負けるから、生バンドセットには否定的なのです。ここまで言えばどういうことか分かっていただけたと思います。わーすたはちゃんとこの懸念を払拭してくれました。

元々ボーカルが強い廣川&三品ですが、生バンドセットを前にしてもその存在感は圧倒的。痺れました。歌声の洪水を浴びているようでした。何度も言っていますが、この歌声の洪水を浴びるためにわーすたには通っています。実際他のアイドルでは全然満足できない。声質が好きなのかもしれません。

しかも1時間半くらいで終わると想定したライブ時間もみっちり2時間。オタク側は一部が終わってすぐに二部の入場が始まるというオタク殺しのタイムスケジュール。2時間2セットあの内容のライブをぶち込まれれば、メンバーも立てないくらいでしょうが、オタクも死んでしまいます。(現に二部は、一部の開演前からあれだけ元気だったオタクが疲れてパワーダウンしてました。)

二部の終わりには廣川さんが代表して、「今のわーすたの目標」を真剣に語ってくれました。二部のアンコールのMCで、一部とはちょっと空気が違うなと伝わり、オタクもじっと聴いていました。わーすたのオタクはこういうところが真面目なのでメンバーも信頼してるんだと思います。確かに、4人になってからあまり明確な目標を聞いたことが無かった気がします。今思えば松田さんもしきりに「なんでオタクはずっとついてきてくれてるのか(意訳)」というようなことを言っていました。目標も明確に出さない自分たちに、オタクは何を求めてわーすたのオタクをしてくれてるんだろう、というようなことでしょう。まあオタクは単純だからそこまで深く考えてないと思いますが……。

5人の時に対する言及がしっかりあったのも初めてだったと思います。できるだけ触れないようにしていたと私は理解していました。「5人でいたときからいつかは、と考えていたけれど、4人体制になって、今まで走ってきて…ここで改めてファンのみんなへの決意表明として伝えたい。絶対に後悔はさせない。」といった内容でした(詳しくは本人のtweet参照)。それが叶うかどうかは別にして、本気でそう思ってると伝えてくれたことに感銘を受けました。誰でも簡単に言葉にするくらい、地下アイドル界では軽い言葉になってしまったけど、あの4人の表情、伝え方、目を見たら全く軽くないとすぐ理解できます。私はそれが嬉しかった。わーすたの、廣川さんのオタクを続けてきて本当に良かった。感動してその場で泣いちゃった。

現実的に見ればかなり厳しい道だと思うけど、そういうステージに立つわーすたを見たいというのもまた事実。それまでは何が何でも死ぬことはできないと思うわけであります。


□番外編
翌日20230813は代々木公園に行ってきましたよ。アンスリューム主催の無料野外イベに2i2が出演するからです。
昨日の疲れがほんとに残ってて声も出なかったけど、それなりに楽しめました。とにかく暑くてこんな中暴れてるオタクの身体どうなってんだと思ったけど…。
個人的に見た中ではやっぱり2i2が一番良かったかな。ビジュアルが圧倒的なのでそれだけでかなりプラスに働くってのがよく分かる。アイドルはビジュアルさえ良ければ何とかなるを体現してますね。
とーみはめちゃくちゃ可愛いけど、やっぱ森嶋さんかな〜。森嶋さんは上級者向けですね。とーみは初心者向け。希純はエロオヤジ向け。奥ゆいは自分はその辺のオタクとは違うと思ってるオタク向け。ゼロイチのユニットはメンバーが個性的なので面白いですね。


以上

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?