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京都の繁華街・四条通のイルミネーションが2つの意味で素敵

京都の繁華街に四条通という商店街があって、車道沿いのアーケードに、お店が1キロ以上連なっている。そこのイルミネーションが色々な意味で素敵なので簡単に紹介させていただきたい。

イルミネーションの形

まず、イルミネーションはオブジェと一体になっていて、筋斗雲(きんとうん)みたいな形をしている。実は、洛中洛外図の雲海を表現しているとのこと。
でもそう言われると和風に見えるけど、何も言われなかったら洋風にも見えてくる、不思議な形だと思う。

ライトアップ

夜になるとライトアップされるのだが、六色のバリエーションがあって、しかも隣り合った二つを別の色で表現するので、パターンがたくさん作れるので、見ている人を飽きさせない。

ぼくが見たのは写真の通り、赤と青だった(トップの写真)。

すごいところ

このイルミネーションには、2つのすごい点があると思う。

(1)クリスマス=お正月の切り替えが不要
(2)毎年使えてゴミが出ない

(1)については、毎年クリスマスの深夜に、お正月のイルミネーションに付け替える人がいることにぼくは心を痛めていた。そもそもクリスマスを楽しむためのイルミネーションを管理してくれている人が、クリスマスを楽しめないなんて馬鹿げている。
でも、このイルミネーションなら、和洋折衷だから、クリスマスもお正月もそのまま利用可能である。そして、クリスマスと違ってお正月はこの日までという雰囲気がないので、都合の良いタイミングで外すことができる。

(2)についても、まず、クリスマスとお正月で別のものを用意しなくていいから、無駄な資材を使うことがない。その上、理論上6×6=36通りの色を出すことができるから、毎年飾られていても飽きることがない。

実際、このイルミネーションは昨年から飾られるようになって、きちんと今年も飾られているのだ。

そう、つまりこれは、見た目の美しさはもちろん、クリスマスに辛い労働を強いられる人を減らし、ゴミを減らして地球環境にも優しい、といういろんな意味で素敵なイルミネーションなのだ。

皆さんぜひ京都に来られた際には見て行ってほしい。

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