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ワクチン接種で自由主義国家の勝利が明確になる

世界各国でワクチン接種が進み出しているが、このワクチン接種が意外な形で「自由主義国家の勝利」を明確にしてくれるのではないだろうか。

そう思ったのは、ロシアと香港でワクチン接種が進んでいないというニュースを見たから。

ロシアのワクチンは

ロシアは昨年8月に「世界初」のワクチンを承認している。そこから接種を続けているが、あまり進んでいないようだ。もちろん国土が広いので、製造、輸送が困難ということもあると思うが、それ以上に大きな理由は「信頼性のなさ」と言うことなのだろう。

そもそも医学の専門家でもないので「ロシア製のワクチンは能力が低い」と評価できるわけではない。でも少なくとも、これまでの行いから「情報が適切に公開されていない」ことだけは間違い無いだろう。

野党の政治家を逮捕したり、反政府的なテレビ局を閉鎖したりする国である。ワクチン製造過程で起こった問題の一つや二つ、隠し通すことなんて朝飯前だろう。

もちろん、事実は違うのかもしれない。でも、みんながそう思っているのだ。そして、そう思うことは、何人逮捕しても、いくらお金をかけてもなくすことはできない。普段から、自由な報道と情報公開を徹底する以外に方法はないのだ。

香港も同じ

そして香港。ここ数年でほとんど中国化してしまった香港では、中国製のワクチンの接種が全く進んでいない。

言うまでもなく、理由はロシアと全く同じ。普段から、自由な報道と情報公開が全くされていない政府が承認したワクチンなんて誰も信じることができないと言うことだと思う。

そして、ある意味これは香港市民の香港政府への意趣返しなのではないか。デモをすると逮捕されてしまうので、ワクチン接種を拒否することで間接的に政府への不満を示しているのだと思う。

自由主義の勝利

コロナ初期においては、行動制限や言論統制を行う国々の対策が効果を出してしまっていた。まるで「自由主義は正しくない」と言っているかのように。

でも、結局は、自由主義が正しいと言うことを、このワクチン接種が示してくれるのではないだろうか。

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