大好きなAppleの製品を年に一度のあの日にしか買えない理由
新しいiPad Proが欲しい。ものすごく欲しい。付属のキーボードも一緒に買ってスタバでカタカタしてみたい。しかし今買うわけにはいかない。なぜなら我が家のルールでは、Appleの製品を年に一度、あの日にしか買ってはならないから。
年々高まるApple愛
Appleの製品が大好きで、2008年にiPod touchを購入したのを皮切りに、MacBook Air、iPad mini、iPhoneSE、iPad Air、MacBook Proと買い足し買い替えを繰り返して、最近ではiPhone XR、Apple pencil、Air Podも買ってしまった。
そんなに好きなら買えばいいじゃないかと思われてしまうだろうし、まったくその通りなのだけど、大阪、京都と、関西生まれ関西育ちのぼくと妻はどうしてもお得に買いたいと思ってしまう。そう、割引を受けたいのだ。
でもAppleの製品はセールされることはまずない。ラインナップ見直しで値段が自体が下がることはあるが、基本的には定価販売で量販店でもそれはほとんど変わらない。
たった1日許される日
でもぼくたちは知っている。毎年たった1日だけApple製品が安く買える日があることを。
そう、1月2日である。この日は初売りとして、Appleの公式ストアで、割引を受けられるのだ。
購入時に値引きがあるわけではなく、購入したものに応じて期限のないギフトカードがもらえるという形だが、今年であれば最大2万4千円。もちろん購入商品によるが、おおよそ10%から15%くらいだろうか。
ギフトカードがのよいところは買った時に割引かれた気がして嬉しいし、使う時にも値引きされて嬉しいと、二回もお得を実感できるところだ。しかも、Appleとしてはギフトカード分もすぐに使ってもらえれば、販売促進になるという見込みだと思うが、そこはやはり関西育ちのぼくたち。ギフトカードを使うのは翌年の同じ初売りの日であり、ギフトカードで買ってギフトカードをもう一度もらう。永久機関を発明した様な錯覚すら覚える快感である。
そんなことで、我が家ではAppleの製品は1月2日に購入するという、割と憲法に近いぐらいのルールが決まってしまっている。
お得以外の意外な効用も
でも、言い訳の様だが、もちろん割引を受けたいからだけというわけではない。
それなりに歳も取って、まあ他に大きな趣味もないし、年に何回かは、それなりに欲しいものは買えるようになった。そんな中、欲しいものを我慢して待つという行為はなかなか楽しいものなのだ。
京都のApple Storeに定期的に見に行って、「ああコレが来年ぼくのものになるのか」と妄想したり、スタバの横の席で使っているのを見て「ぼくは色違いにしようと」検討したり、半年以上楽しむことができる。
欲しいものって案外手に入った時よりも手に入れるまでの方が楽しみが大きい気がしていて、特にぼくは結構飽き性なので、半年くらい検討期間を経ることで、結果的に本当に必要なものを購入できるシステムになっているのだと思う。
そういうことで、アップルの初売りは、ぼくたち夫婦のお正月の一番の楽しみなのである。
Appleにとっては想定外だと思うけど。
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