犬がティッシュに魅力を感じる理由とは?食べさせない対策をしよう
「ただいま~」とおうちに帰ったと思ったら…部屋中がティッシュまみれ!中には食べられた形跡もある…!というようなティッシュの悲劇を経験したことがある飼い主様は少なくないでしょう。
実は、わんちゃんにとってティッシュは魅力的なものに映っているようです。かと言って食べてしまうと…さまざまな恐ろしいことが起こってしまう可能性があります。
ということで今回は、わんちゃんがティッシュに興味を惹かれる理由から、食べてしまったら起こるかもしれない恐ろしいこと、さらには食べさせないための対策をご紹介していきます!
ティッシュに魅力を感じる理由とは?
知らないものだから気になる
パピーのわんちゃんにとって、部屋にあるさまざまな目新しいものとの出会いは刺激的です。ティッシュも、興味を惹かれるもののひとつです!「これは何だろう~?」と好奇心からティッシュで遊んだり、ときには口に含んでしまいます。
ごはんの量が足りていない
ごはんが足りていないと、わんちゃんは空腹をキッカケにティッシュを口に含んでしまうことがあります。時には栄養障害からティッシュを食べることもあるそう…。
ちなみに最近よく売られている保湿成分が含まれたティッシュは、甘い味がすることをご存知ですか?保湿ティッシュは、鼻あたりをしっとりと柔らかくするために、グリセリンやソルビットという成分を配合しています。実はこれらの成分は「甘味成分」に分類されるんです!そのため、保湿ティッシュは舐めてみるとほんのり甘みを感じます。もちろんわんちゃんもこの甘みを感じるため、どうしてもお腹が空いて仕方がないとき、最終手段で食べてしまうようです…。
また、飼い主様がごはんを食べた後に口を拭いたティッシュも、わんちゃんは大好物!美味しいにおいがするだけでなく、大好きな飼い主様のにおいもついているわけですから…つい口に含んでしまうこともあるのです。
退屈で構ってほしい!
エネルギーが消費できていないときなどには、退屈しのぎで飼い主様を困らせようとするわんちゃんもいます。以前にティッシュを口に含んでいたときに、つい「ダメだよ!」と注意したことがありませんか?もしかしたらその注意を「構ってもらえた!」と勘違いしてしまったのかもしれません…。
ティッシュで遊んだり口に含むことで、飼い主様に「構って!」とアピールをしているのです。
ティッシュを食べるとどうなる?
ティッシュは柔らかいため、胃の中で溶けそうな気がしますが…実際はそんなことは全くありません。
ティッシュは、木材から採れる繊維(パルプ)を原料としており、これは不溶性とされています。つまり、水では溶けません!胃酸でも、もちろん溶けません…。そのため、ティッシュを誤食してしまうと以下のような状態に陥ってしまう危険性があります…。
●消化不良
●窒息
●便秘
●嘔吐(または便秘による嘔吐)
●ぐったりとしている
●食欲不振
●腸閉塞 など…
特に窒息や腸閉塞は、わんちゃんの命にもかかわる危険な状態です。その他の症状も、放っておくと悪化してしまうこともあるため、少しでも異変を感じたら動物病院を受診しましょう。
ティッシュはわんちゃんの手が届かないところへ
誤食をなくすためには…わんちゃんの手が届かないところにティッシュを置くのがいちばんです!誤食も何も、わんちゃんがティッシュに興味を示すことすらなくなります!
ただ、中にはゴミ箱を漁ってまでしてティッシュを探すわんちゃんもいます…。そんなわんちゃんのために、蓋つきのゴミ箱を用意するといいでしょう◎
ティッシュを食べさせないその他の対策
コマンドトレーニングは必須
「おすわり」や「まて」など、飼い主様の一声でコマンドを実行するトレーニングは、必ず行いましょう。コマンドトレーニングができることで、わんちゃんの意識を飼い主様に向けるだけでなく、落ち着いてわんちゃんを誘導することができます!
適度な食事と運動を
誤食は過度な空腹時などに見られるため、きちんとわんちゃんの体重に合った食事を与えましょう。毎日の食事を、与える量は変えずに回数を増やすだけでも、わんちゃんの満足度は変わります。
また、エネルギーが有り余っていると、つい暇つぶしにティッシュで遊んでしまい、その拍子に食べてしまうことがあります…。そうならないためにも、エネルギー消費させるために適度な運動をしましょう!お散歩でもいいですし、雨の日はおうち遊びや室内ドッグランもいいですね。
ティッシュを食べかけている場面に遭遇したどうする?
つい目を離した隙にわんちゃんがティッシュを食べかけていた…!そんな時は、無理に「ダメ!」と取り上げようとするのは逆効果です。わんちゃんも生き物ですから、無理に取られそうになるとムキになったり、反射的に飲み込んでしまうかもしれないからです…。
ティッシュを食べかけている場面に遭遇したら、他のものに気を向けるよう誘導する方法がいちばんです。
いかがでしたでしょうか?わんちゃんがティッシュに魅力を感じる理由、知っていただけたかと思います。
とにかく手の届かない場所に置いて、わんちゃんの健康に害を与えることのないよう、きちんと飼い主様が気をつけてあげるようにしましょう◎
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