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お掃除ロボットが自我に目覚めて「自我に目覚めました」と言ってくる。 「自我に目覚めても…
「わたしはどうも交通事故に遭って死んでしまったようなんだけど、これから現場を一緒に見に行…
友達の家には扇風機がないので、五百円もらって寝ている間にうちわで扇いであげるというアル…
年パスを使って水族館にちょくちょく行っていて、そのうち水族館でしょっちゅう見かけるおじ…
隣に越してきた時限爆弾が挨拶に来てくれて、 「そろそろ爆発するんじゃないかと思うんです…
家に帰ると巨大な肉まんがいた。大きめのお皿ぐらいのサイズで、今まさにセイロからでてきた…
ヌーの群れが道路を通っていたので反対側へ渡れない。ヌーのやつらは道路交通法なんかてんで関係ないものだから我が物顔で道路を通っていってしまうのだ。仕方ないので待っていると、一匹の若いヌーがのそのそと近づいてきて、 「なに待ってるんですか」と聞いてくる。 「君たち」 ヌーは困ったような顔をして、 「ぼくたちは通り過ぎませんよ」 「?」 「ぼくたちはこのずっと行った先で折り返して戻ってくるのです。いってみればずっとぐるぐる回っているようなもんなのですね。だからぼく
ゴジラ的な怪獣がやってくるという警報が流れたので早速高いところに登って熱線を見物しにい…
隣に越してきた人喰い鮫が引っ越しの挨拶でタオルをくれたのだけれども、 「あのう、大変不…
卒論の提出日を一日間違えて卒業できなくなってしまったのだけれども、いまはそのことを考え…
うちで飼っている犬は自分のことを犬型宇宙人だと思っているので、散歩とかに行くときも、 …
天井裏に忍んでおれの命を狙っている忍者が、 「つみたてNISAを始めようと思うのでござ…
友達がタイムマシンを作ったので無理を言って一緒に乗せてもらったのはいいものの、壊れて現…
同僚の住んでる家が事故物件だというので見にいった。 「ほら、このカーペット、ここだけ色違ってんだよ。絶対怪しいよ。ここで誰かが亡くなったのに違いないよ」と真面目な顔で怯える同僚。 不憫だなあ、と思っていると、どこからともなくひゅーどろどろという音がしたかと思うと、クローゼットががたんと開いて、 「こんにちは、お化けです」とお化けがでてきた。 「ほら出た!」と同僚。怯えて部屋の隅に飛び退いてぶるぶる震えだしたので、代わりにわたしが、 「あのぉ、こんなに怖がってる