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年パスを使って水族館にちょくちょく行っていて、そのうち水族館でしょっちゅう見かけるおじ…
隣に越してきた時限爆弾が挨拶に来てくれて、 「そろそろ爆発するんじゃないかと思うんです…
家に帰ると巨大な肉まんがいた。大きめのお皿ぐらいのサイズで、今まさにセイロからでてきた…
ヌーの群れが道路を通っていたので反対側へ渡れない。ヌーのやつらは道路交通法なんかてんで…
ゴジラ的な怪獣がやってくるという警報が流れたので早速高いところに登って熱線を見物しにい…
隣に越してきた人喰い鮫が引っ越しの挨拶でタオルをくれたのだけれども、 「あのう、大変不…
卒論の提出日を一日間違えて卒業できなくなってしまったのだけれども、いまはそのことを考えたって仕方がないのでわたしたちはなんにも考えないで過ごすことにしていた。 「こないだぬいぐるみ落としちゃってさ」 「ぬいぐるみ落とすことってある?」 「ほら、これだよこれ」 「あっ、キーチェーンのやつ」 「そうそう、これ落としちゃってさ」 「うん」 すると彼は一瞬神妙な顔をして黙りこくって、 「いま『これ』って言ったけどそれは若干照れが入ってるからであって、本当は心のな
うちで飼っている犬は自分のことを犬型宇宙人だと思っているので、散歩とかに行くときも、 …
天井裏に忍んでおれの命を狙っている忍者が、 「つみたてNISAを始めようと思うのでござ…
友達がタイムマシンを作ったので無理を言って一緒に乗せてもらったのはいいものの、壊れて現…
同僚の住んでる家が事故物件だというので見にいった。 「ほら、このカーペット、ここだけ色…
友達は蝶の幼虫だったので、成虫になるためには蛹にならなくてはいけないらしかった。 「で…
お化け屋敷で迷子になって仕方なくそこで暮らしていた。 「困ってるの?」ってお化けが聞い…
両親が亡くなったせいか最近ちょっと危ういなと思っている友達をごはんに誘うと、 「もう生きてる理由とかあんまりなくなっちゃったんだよね」とのこと。こりゃ危うい、と思ったので「キビナゴでも食べなさい、酢味噌で」とキビナゴを注文。それからからあげも注文。 「マヨネーズで食べなさい」 「マヨネーズで?」 疑心暗鬼に陥る友達のからあげにマヨネーズの入った小皿を押しやってやる。 「からあげは『死』から一番遠い食べ物って気がしてるんだ」 「なんの話だ?」 「油っこいもん