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クフ王の大ピラミッドと太陽の船

エジプト旅行を決めた一番の目的は やはりギザの三大ピラミッド‼️ 大きさなのか あの形なのか 自分でも理由はよくわからないけど、子供の頃から いつか見てみたいと 憧れに近い気持ちでした。

私が参加したツアーは、三大ピラミッドの中でも一番大きいクフ王のピラミッドをメインで訪ねました。

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朝早く目が覚めてホテルから見えたピラミッド。嬉しくて ベランダに出て見てたら 蚊に刺され(>_<)


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クフ王のピラミッド。今から4500年程前に造られた真正ピラミッド。当たり前ですが、ものすごく大きい‼️ 午前中早めの時間だったせいか、それほど人は多くなかったです。クフ王ピラミッド内部入場は1日限定300人だけ。でも、300人ちゃんと数えてるのかな~⁉️


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一つのブロックが普通の人の身長より高い。

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間近で見ると 圧倒される大きさ‼️

約30年かけて完成。昔は 奴隷たちに過酷な労働を課して造ったと言われてきましたが、現在は農閑期の公共事業として、労働者がちゃんとお金をもらって働いていたという説が有力。古代の勤務表みたいなものも見つかって 二日酔いで今日は休みなんて 緩くて笑えそうな記録もあるみたい\(^-^)/

遠くから巨石をを運ぶのにはナイル川の増水を利用してギザまで運ばれていたそうです。 重機もない時代にどうやって重い巨石を積み上げたのか? 側壁に坂道を作って運んだとか、運搬に木製のそりを使ったとか 色々説はあるけど決定的なことは不明。 

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写真中央付近の穴があいてる所がクフ王ピラミッド内部への入口。この穴は、もともと9世紀にアッパース朝のカリフが、王の財宝を盗もうとして掘ったものだそう。

でも、発見されたのは玄室の石棺だけ。何もなくてがっかりしたカリフの臣下たち。カリフは自分で財宝を調達し、あたかも別の場所で見つかったかのようにして、臣下を慰めたという説もあるみたいです。

内部に入ると 腰を屈めないと通れないほどの高さの通路が続き大回廊へ。 屈んだまま前進はけっこうきつい道。

大回廊の突き当たりに とうとう王の玄室が。 天井が高く壁は装飾のない四角いシンプルな空間。そこに 王のものと思われる それほど大きくはない石棺がポツンと。石棺は9世紀に盗掘に入った時に 既に何もなかったそうです。

シーズンオフで見学者が少なかったこともあり、玄室の中は静かで神秘的でもありました。ここにクフ王は本当にいたのでしょうか? もしもいたのならどんな感じだったんだろう? 

玄室内部にいたのは15分くらいだったけど、ずっと見たかったピラミッドが外からだけでなく内部見学まで出来て幸せな時間でした。

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周辺では 今も発掘調査が行われています。

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写真のピラミッドはカフラー王のピラミッド。ギザの三大ピラミッドのまん中に位置。てっぺには化粧石が残ってます。建設当時はどのピラミッドも化粧石でおおわれて白く光輝いていたのでしょう。 写真右が太陽の船博物館。

太陽の船博物館はクフ王のピラミッドの近くで、太陽の船が見つかった場所に建設。


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復元された太陽の船。バラバラになったたくさんのピースを繋いで復元するためにかかった年月は約14年。太陽の船博物館2階に展示。

太陽の船が作られた目的は諸説ありますが、一つは古代エジプトではファラオ(王)は太陽神ラーの子孫であり、ファラオであるクフが来生で使用するために作られた船だったとう説。

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クフ王が亡くなった時に遺体を運ぶために使用した説もあります。いずれにしても クフ王は絶大な権力を持っていたのでしょう。

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解体した状態の木造船が入っていた場所。

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解体された船とともに発掘されたロープや木製のシリンダー。博物館の中には 発掘されたオリジナルのものが数多く展示されています。


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ギザの大スフィンクス。頭は人間身体はライオン神獣の巨像。紀元前2500年頃にピラミッドの守り神として造られたと言われてきました。

一方で、それよりもずっと前から既に造られていたという説もあり。スフィンクスもその誕生や役割に多くの謎が残ってます。

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後ろ姿もなかなかです(^^)

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クフ王、カフラー王、メンカフラー王の三大ピラミッド。

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ちょっと つまんでみました(≧▽≦)

どのピラミッドからもミイラは発見されていません。ピラミッドは 果たして王墓だったのでしょうか? それとも 全く別の目的のために建てられたものだったのでしょうか? 何千年たっても解明されないミステリーがいっぱいのピラミッド。 謎が多いからこそ、多くの人が魅了されるのかもしれませんね。

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メンフィスとその墓地遺跡 ー ギザからダッハシュールまでのピラミッド地帯は 1979年 世界遺産に 登録されました。

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