6本のミナレットを持つイスタンブールのブルーモスク
イスタンブールへ到着した翌日早朝、突然の大音量で飛び起きることに。
半分寝ぼけていた自分が、それがイスラム教のアザーンだと気づくまで数分。
イスラム教が日に数回、メッカの方角にお祈りをするということだけは知ってました。
でも、まさか拡声器みたいなもので、街中に響きわたる大音量だとは予想してませんでした。
初日は びっくり。
でも、わかってしまえば、次の日以降は それほど気にはなりません。
「郷に入っては郷に従え」ですね。
イスタンブールには、モスクがたくさん。
なかでも有名なモスクの一つは、17世紀にスルタンのアフメト1世によって建造された、スルタン・アフメト・モスク。
ドームと壁を飾る白地に青いタイルから、通称ブルーモスクと親しまれている人気のモスク。
たくさんのステンドグラスの小窓から入る光が、とてもきれい。
通常 モスクのミナレットはメッカを除いて4本まで。
ところが、ブルーモスクには6本のミナレット。
そのわけは次のような話があります。
建造を命じたアフメト1世がメッカに行く前に、「アルメット(黄金)のミナレットを造れ」と建築家に命令。
その命令を建築家が「アルトゥ(6本)」と聞き違い。
こうして 1616年イスタンブールで唯一6本のミナレットを持つモスクが誕生。
でも、実は黄金はお金がかかりすぎるので、わざと6本と聞き間違えたという説も(^^)
6本のミナレットは、総本山メッカの大モスクのミナレットの数と同じ。
モスクの格を示すミナレットの数。
アフメト1世は建築家をメッカに派遣し、総本山のミナレットを一基追加。
総本山メッカのミナレットは7本になったそうです。
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