なぜ、ラムセス2世は、アブ・シンベル神殿を僻地に建設したのでしょう?
7月16日から第44回世界遺産委員会が中国福建省福州市で始まりましたね。
今回はオンラインでの開催。こんな時だから仕方ないですね。
「北海道・北東北の縄文遺跡群」も、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」も、登録の見込もが高いので楽しみですね。
その世界遺産創設のきっかけになったアブ・シンベル神殿。
7ヶ所もの神殿を建てたと伝わるラムセス2世。
その中で最も有名なのがアブ・シンベル神殿。これでもかというくらい、ラムセス2世像だらけの巨大な神殿。
実物を見ると、その大きさは驚きです。
ところで今も謎の一つが、どうしてこんな大神殿を、エジプト王朝の中心から離れた場所に、建設したかということ。
当時アブ・シンベル神殿のあるヌピア地方は金が豊富。そして交易の中継点としても重要な場所。
そのため王がこの地を直接支配する必要があったためという説が有力。
他には、宗教的な聖地とか、周りの国に権力を見せつけるため国境近くに建てたとか、諸説あるようです。
真相はどうなのか、いつか解明されるのでしょうか?
でも、全て解明されなくても、少しくらい謎が残ったままでも、それはそれでもいいのかもと思ってしまう自分です。
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