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1年で10㎏痩せた朝ごはんライフ~お前はもう朝ごはんを食べている~

 一年でちょうど10㎏痩せることができた。ほとんど運動量に差はなく、ガチガチに食事制限した訳でもない。気を付けたのは「総摂取カロリー」と「いつ食べるか」だけで、痩せることができた。栄養学的に、あるいは健康的に正しいのかは僕自身では判断がつかないが、その方法を紹介してみたいと思う。

①おおざっぱでいいのでカロリーを計算する。


 男性の場合、一日の摂取カロリーは2400kcalほどが目安らしい。これを下回る摂取カロリーだと必然的に痩せる。試しに一日、カロリーが表示されている食品(商品)だけで過ごしてみると良い。
 そのカロリーを足してみてどれほど自分が「カロリーオーバー」だったかを知ることが第一歩となる。もしカロリーが大幅に下回っているのに太っているというのであれば、それは食生活ではなく運動が足りないとなる。

②飲料に注意


 たとえば僕はコーラが大好きだが500mlで約230kcalある。
「意外に少ないやんけ」と思うだろうが、これで腹は膨れるだろうか。
ご飯茶碗一杯の白米が約230kcalなので、コーラ一本飲むよりご飯を食べた方が空腹感はまぎれる。「腹が減ったから食う」のを回避すれば勝手に痩せるのだ。

③帳尻を合わせる


 そうは言っても友達や会社の付き合いで食べなきゃならない時はある。
 そんな時は「総摂取カロリー」で帳尻を合わせてみよう。
 ビール中ジョッキ×3=600kcal、焼き鳥×5=500kcal、刺身=250kcal、卵焼き=250kcalなどなど。
 糖質・脂質の少ない食品を選んでも2000kcalは簡単に行く。
 それなら次の日から1週間は一日マイナス300kcalを心がければいい。

④朝ごはんに命をかけろ、その1


 僕は朝ごはんが苦手だった。
 朝食べるとお腹が痛くなったり調子が悪くなったりするのだ。だがいくら調べても朝ごはんは大切だとみんな言う。僕は苦手なものがあると徹底的に直したくなる性癖があるので、朝ごはんを改革しようと思った。
 朝ごはんが苦手な人はそれなりにいると思う。
 そんな人は、僕と同じように、急に朝ごはんを食べようと思わないで欲しい。

⑤朝ごはんに命をかけろ、その2


 朝ごはんを大切に食べるためには準備が必要だ。
「朝起きて空腹であること」「十分に用意する時間があること」この2つが最低条件であり、そして朝ごはんの難易度を爆上げしている要因でもある。
 強敵を相手にするには準備をしなくてはならない。
 まずは理想の朝ごはんを想像してみる。パンよりご飯がいいな、魚が良いな、からあげもいいな、みそ汁飲みたいな。なんでもいい。

⑥朝ごはんに命をかけろ、その3


 時間のある時に理想の朝ごはんを実際に作ってみて時間を計っておく。30分でも1時間でも、それは人それぞれだろう。そしてそれを実際に食べてみる。どれぐらい満腹感を覚えるのかも感覚として覚えておく。
 後はそれを逆算して早く寝る。前日の遅くにご飯は食べないという生活を心がける。
 それができなければ、前日の夜に朝食を用意しておき、全て冷蔵庫に突っ込んで寝るというのもある。
 朝ごはんの全てが冷凍食品やレトルト、というのも僕はいいと思う。
 ちなみに僕は毎朝みそ汁を飲むが、全て粉末のインスタントみそ汁だ。主食は基本的に冷凍食品やレトルト、総菜ををチンするだけだ。そんなもんでいい。

⑦朝ごはんに命をかけろ、その4


 実際の所、朝ごはんに命をかけるためには、朝ごはんを手作りするとかメニューを豊富にするとかは些細なことだ。
 大切なことは「朝ごはんのために夜食べない」「朝ごはんのために夜更かししない」ことだ。これを続けるだけで5kgくらい簡単に痩せると思う。
 実際、僕のこの半年間は朝ごはんの習慣を身に着けるためだけに費やしている。

⑧朝ごはんに命をかけろ、その5


 朝ごはんを大切に食べるとどうなるか。それは「空腹を気にしなくなる」ようになる。
 最新の研究では体重は一日の総摂取カロリーによって変わるから、朝多く食べ夜少なく食べるダイエット法はあまり意味がないらしい。
 しかし朝ごはんを「しっかり食べた」という意識は、一日を大きく変える。昼ご飯までの切迫感がなくなる。午後にあまり空腹を意識しなくなる。夜に「明日の朝たくさん食べるからいらない」となる。
 そして一日の総摂取カロリーが必然的に低くなる。

⑨朝ごはんに命をかけろ、その6


 そうして1年間続けた僕の体は-10kgを達成したが、他に良いことがあった。精神的にとても安定したのだ。人は朝に余裕があると一日の全てに余裕がある生き物らしい。
 また、朝ごはんを食べてお腹が痛くなる、調子が悪くなると言ったことが一切なくなった。これは精神的なものが大きかったのかも知れない。
 お菓子(チョコレートやスナック類)も以前より「食べたい!」という欲求が薄くなった。そして仮に食べたとしても「後で帳尻合わせるからいいや」と変に気にすることがなくなった。
 とにかく精神的に安定したのが大きいかも知れない。
 朝ごはんに命をかけることは、生活に命をかけることに直結する。
 世の中、様々な生き方があるから、朝ごはんに命をかけられない人も当然いると思う。そんな人は総摂取カロリーの理論を思い出し「夜以外のひとつの食事を大切に」して欲しいと思う。ただでさえ夜に寝られない人は痩せにくく、ホルモンの関係で暴食しやすい。
 習慣を正すのは本当に苦労するし、なによりも一番難しい事なのだが、一度正してさえしまえばそれ以外で生活できなくなるところが良い所でもある。

 みなさんもしっかり朝ごはんライフを。

 おわり。

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