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夢日記707 ~ 図書館への持ち込み ~

 久しぶりに,、母校の大学の図書館に入った。館内をウロウロしていると、基本的には変わっていなかったが、一部が以前と大きく変わっていた。たとえば、2階には紳士服売り場ができていた。そして、売り場は狭く、その大部分がレジであった。

 しばらく図書館内をウロついているうちに夕方になったので、私は帰ることにした。私は、館内に停めていた自分の自転車をとってきて、自転車を押して入館ゲートまでやってきた。すると、受付のオバチャン2名(以下、「A」・「B」とする)が、私の自転車を見ながら話し始めた。

 A : 「 アレ、おかしいと思うんやけど、しかたないんよねぇ? 」
 B : 「 そうねぇ・・・しかたないわねぇ。」

 私はその会話を聞きながら、早く図書館を出たいと思って、急いでゲートを通過しようとした。すると、オバチャンらは、自転車の前カゴに入っていた小袋を見て反応した。

A : 「 ねぇ、あれはどうなの? あの中に、カメラとか入ってるかもしれんよ? 」 
B : 「 そうねぇ! それはマズイわねぇ! 」

 どうやら、自転車での入館はギリギリセーフらしいが、カメラの持ち込みは厳禁らしい。オバチャンらは、私に声をかけてきて、カメラのチェックをしたいと言ってきた。私が了承すると、オバチャンらは前カゴの袋を想像以上にガサガサと漁り始めたうえ、私のポシェットにまで手を伸ばしてきた。オバチャンらのチェックは異様に厳重で、私のポシェットから財布を取り出して、財布の小銭入れの部分を開けて、中を調べるまでに至った。私は、そのようすを黙って見ていた。そのとき、私は、ポシェットの奥のほうにデジカメが転がっているのを見つけた。それは、私が紛失したと思っていたデジカメであった。

私 : 「 ・・・!!(あ! デジカメや! なくしたと思ってたけど、こんなとこにあったんか!) 」
オバチャンA・B : 「 ・・・。(ポシェット漁りに夢中) 」
私 : 「 あの・・・すいません・・・その奥のほうに入っているの、カメラです・・・。 」

 私が自己申告すると、オバチャンはデジカメを手に取って調べ始めた。そのとき、私のポケットに入っていたケータイのバイブ機能が作動した。ケータイを取り出してみると、友人のMさんから「帰国しました」という内容のメールがきていた。すると、オバチャンはデジカメを置いて、今度はケータイの持ち込みについて指摘し始めた。どうやら、ケータイの持ち込みも厳禁らしい。最終的に、なぜかデジカメは返ってきたが、ケータイは没収されてしまった。

 こうして、なんとか入館ゲートを出ることができたが、ケータイは没収されたままであり、私は困り果ててしまった。その後、図書館の前で、「コレ、モンスターペアレントやったら、『没収されてる期間分のケータイの利用料、払えよ!』とか言い出すんやろなぁ・・・」などと考えつつ、起床。

                             < 完 >

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